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患者さん向け医院コラム

犬のクレートトレーニングとは?安心できる空間作りと失敗しない進め方

こんにちは。
みかん動物病院、愛玩動物看護師の渡邉です🍊

通院時に、『ワンちゃんがなかなかクレートに入ってくれなくて困ってしまう…』なんていう経験はありませんか❓
クレートは通院だけでなく、旅行や災害時の避難にも欠かせないアイテムです。
いざという時に、いつでもサッとクレートに入ってくれるためには、日頃から慣れさせておくことが大切です🌟

今回はワンちゃんと無理なくできるクレートトレーニングについて紹介していきます。

 

■目次
1.クレートとはどんなもの??
2.クレート選びのポイントとは
3.クレートの設置場所に適しているのはどこ??
4.クレートトレーニングの進め方
5.よくある失敗とその対処法
6.クレートを嫌いになってしまったら
7.さいごに…

 

【🐶クレートとはどんなもの??】

クレートとは全面が覆われていて、扉と持ち手が付いている、持ち運びに便利な箱型のハウスのことです。
クレートにはいろいろな材質のものがあり、それぞれに特徴があります。

💙プラスチック製
しっかりとした作りで耐久性がある。移動や災害時の使用におすすめ。

💙布製
軽くて通気性がよい。お家の中で使いたい方におすすめ。

使う場面やワンちゃんの性格に合わせて選んであげましょう。

 

【🐶クレート選びのポイントとは】

成犬になったときに頭から入って無理なく方向転換できる大きさが理想的です。
広すぎると落ち着かず、狭すぎると体に負担がかかるので注意しましょう。
様々なタイプのクレートがありますが、扉が取り外しでき、上からも横からも出入りできるものがおすすめです。また、上下の分解が簡単にできるものがいいでしょう。

クレートの中では安心して過ごせることが理想的です。
外があまり見えすぎると不安になることがあるので、クリアな面が少ないものを選んであげましょう。

 

【🐶クレートの設置場所に適しているのはどこ??】

クレートに慣れさせてあげると、ワンちゃんにとってクレートの中は安全な基地のような感覚になります。そのため、普段から生活スペースにクレートを置いておきましょう。
ただし、テレビのそばや人の出入りが多い場所など、騒がしいところは落ち着けなくなってしまうので避けてくださいね🙅

 

【🐶クレートトレーニングの進め方】

クレートトレーニングは1日で完了するものではありません。
大切なのは、焦らず、ワンちゃんの気持ちに寄り添いながら、段階的に進めていくことです。
ここでは基本的な進め方を3ステップに分けてご紹介していきます。

 

<ステップ1|クレート慣れてもらおう!

まずは「クレートは怖くない」「安心できる場所なんだ」というイメージを持ってもらうところからスタートです。
この段階では常に扉を開けておくのがポイント💡

また、上下が分解できるタイプのものは、上の部分も取り外しておくと入ってくれやすくなります。
クレートの中にお気に入りの毛布やタオル、好きなおもちゃやオヤツを入れて、ワンちゃんが自ら入りたくなるような空間にしてあげましょう。

 

<ステップ2|クレートで過ごす練習をしよう!

クレートに入ることに抵抗がなくなってきたら、中でゆっくり過ごす時間を少しずつ増やしていきます。この段階でも必ず扉は開けたままにしておきます!
普段のゴハンやオヤツをクレートの中であげたり、飼い主様がそばで静かに過ごすのもいいでしょう😌
自分から入ってくれたら、たくさん褒めてあげてください💗
ポジティブな経験の積み重ねが、クレートに対する嫌悪感や不信感をなくしてくれますよ。

 

<ステップ3|扉を閉めて練習をしてみよう!

クレート内で過ごすことに抵抗がなくなってきたら、いよいよ扉を閉める段階へ進みます。

しかし、ここでも無理は禁物です⚠
最初は数秒だけ扉を閉めるところから始めて、“閉めたらすぐに扉を開ける”を繰り返し行います。そしてワンちゃんの様子を見ながら、徐々に閉めている時間を延ばしていきます。
数秒でも扉を閉めた状態でいられたら、とびきり褒めてあげてくださいね💕

扉を閉めている間も優しく声をかけたり、隙間から大好きなオヤツを入れてあげたりすると、不安感が和らぎます。
少しでも不安そうな様子が見られたら、すぐに前のステップに戻ってあげましょう。

 

【🐶よくある失敗とその対処法】

クレートトレーニングがうまく進まない原因として多いのが「急ぎすぎ」が最もよくあるパターンです。
早く慣れてほしい気持ちもあるかもしれませんが、ワンちゃんにとっては時間をかけてゆっくり慣れていくことが大切です🌼
ここではよくある3つの失敗例と、その時にどう対処すればいいかをそれぞれご紹介します。

 

<💥失敗①|✖無理にクレートにいれてしまう>

飼い主様の都合で無理にクレートに押し込んでしまうと、「怖い」「閉じ込められる場所」という印象がついてしまい、入りたがらなくなってしまいます。

☞対処法は…
必ず自分の意志で入るように誘導することが大切です。
大好きなおもちゃやオヤツで誘ってみて、それでも嫌がる場合は、一度距離を置いてワンちゃんの気持ちが落ち着くのを待ちましょう。

 

<💥失敗②|✖罰としてクレートを使ってしまう>

イタズラをした際にクレートに入れて反省させよう、といった使い方をしてしまうと、ワンちゃんにとってクレートは「罰の場所」「怒られる場所」になってしまいます。

☞対処法は…
クレートは安心して過ごせる場所として使うことが大前提!
トレーニング中でも必ずポジティブな使い方を一貫して行うようにしましょう。

 

<💥失敗③|✖練習時間が長すぎる>

段階を踏まずに、最初から長時間クレートに入れたままにしておくと、ワンちゃんは不安やストレスを感じやすくなり、クレートを嫌いになってしまいます。

☞対処法は…
クレートに入っている時間は最初はほんの数秒~数分でOKです。
短い時間の中で「落ち着いて過ごせた」「褒めてもらえた」といった小さな成功体験を積み重ねていくことが大切です。

 

【🐶クレートを嫌いになってしまったら?】

過去の経験からクレートに強い苦手意識を持ってしまった場合、無理に続けようとすると、かえって恐怖心を更に強めてしまうケースがほとんどです。
そんなときは初心に戻り、クレートトレーニングのステップ1からやり直してみましょう。
時間はかかるかもしれませんが、ワンちゃんとの信頼関係をもう一度丁寧に築いていくつもりで進めていくことが大切です✨

 

【🐶さいごに…】

ここまで下記の6つについてお話してきました。

・クレートとは
・クレート選びのポイント
・クレートの設置場所
・クレートトレーニングの進め方
・よくある失敗例とその対処法
・クレートを嫌いになってしまったら?

クレートトレーニングは、飼い主様とワンちゃんが安心と信頼関係を育んでいくための大切なプロセスです。
焦らず、無理をせず、ワンちゃんの気持ちに寄り添いながら少しずつ進めていくことが成功のカギです🔑
ゆっくりでも一歩ずつ!ワンちゃんとのかけがえのない時間を楽しみながら、トレーニングを続けていきましょう。

「うまくいかないなぁ」と感じたときは、一人で抱え込まず、当院担当スタッフまでお気軽にご相談くださいね☺

 

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