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犬の無駄吠えの原因と対策は?|犬のしつけシリーズ ~第三弾~
神奈川県秦野市・伊勢原市・平塚市・中井町・二宮町・小田原市のみなさまこんにちは!
神奈川県秦野市のみかん動物病院、渡邉です🍊
無駄吠えについては、当院でもよく飼い主さんからご相談をいただくお悩みのひとつ。
人間から見たら【無駄】に思えるかもしれませんが、ワンちゃんは理由があり吠えています。
そこで今回は、無駄吠えの原因と対策をご紹介します!!
【🐕犬はなぜ吠えるの??】
犬にとって声はコミュニケーションの道具です。
吠える理由が必ずあるので、とりあえずやめさせようとしてもなかなかうまくいきません。
同じ『吠え』でも、いくつか種類がありますので、どんなタイミングで吠えるのかをしっかり観察し、それぞれの吠えに合わせた対応をすることが大切です。
では、それぞれの吠えについて解説していきます!
1,要求吠え
おやつが欲しい、クレートから出してほしい、構ってほしい、お散歩に行きたいなど、何かをして欲しい時の吠えです。
〈☝要求吠えの対策〉
吠えることで要求が通るとますます吠えるようになってしまうので、要求には答えず、反応しないこと。つまり無視をすることが重要です。
ワンちゃんは飼い主さんの動きや視線に敏感に反応しますので、チラリとも見ないようにしましょう。
無視を続けていると必ず今までよりも強く吠えるようになりますが、それでもグッとこらえ、無視を続けると、少しずつ吠えが減っていきます。
吠えが止まったら、要求を叶えてあげましょう✨
吠えていないときに褒めたりご褒美をあげたりすれば、『吠えないといいことが起こる』と学んでくれます。
2,警戒吠え
見慣れないものや人、動物、音(サイレン・インターホン)などに恐怖や不安を感じ、威嚇したり、自分を守ろうとしたりする時の吠えです。
インターホンやサイレン、テレビの音に反応して吠える場合は、刺激に慣れさせることも効果的です。
対策は大きく分けて下記の2つになります。
<☝警戒吠えの対策ⓐ>
吠えている時に飼い主さんが困ったり慌てたりすると、その気持ちがワンちゃんに伝わりますます吠えてしまいます。
警戒吠えをしているときは、優しく撫でる、『大丈夫だよ~』と声を掛けるなどして、安心させてあげましょう。
大好きなおやつやおもちゃを使って、気をそらしてあげるのもひとつです。
YouTubeなどで生活音を流しながら遊んだり、おやつをあげたりすると、いい練習になりますよ。
他のワンちゃんや人に吠えてしまう場合は、少しずつでいいのでいろんなワンちゃんや人と交流させて、社会性を身につけさせてあげるのもひとつです。
上手に挨拶ができたら必ず褒めてあげてくださいね!
食欲旺盛な子なら、相手の方におやつをひとつ渡しておいて、手からあげてもらうのもいいでしょう。
繰り返し続けていると、『人やワンちゃんに会うといいことが起きる』と学んでくれます。
<☝警戒吠えの対策ⓑ>
恐怖や不安の対象から遠ざけるのもひとつの方法です。
トレーニングを続けてもなかなか改善されない場合や、どうしても怖がってしまう場合は、無理に交流させようとすると逆効果になってしまうことがあるからです。
他のワンちゃんや人とすれ違う時に、おやつを見せて注意を逸らしたり、充分な距離が取れるように、道幅の広いお散歩コースを選んだりするといいでしょう。
3,興奮吠え
嬉しい時、楽しい時にテンションが上がって出てしまう吠えです。
飼い主さんの帰宅時や来客時、遊んでいる時によく見られます。
<☝興奮吠えの対策>
こちらも楽しくなってつい一緒に喜んでしまいがちですが、ますます興奮してしまうので、落ち着いて対応してあげましょう。
興奮がおさまってから、撫でたり、褒めたりするように心がけましょう。
4,ストレスや不安からの吠え
飼い主さんが少し離れたり、外出したりする気配を察して不安で吠えることもあります。
留守中に吠え続ける、不安から部屋中ぐちゃぐちゃにしてしまうなど、普段では見せないような問題行動を起こす場合は分離不安症の可能性もありますので、専門医の診察が必要かもしれません。
気になる様子が見られる方はみかん動物病院にご相談ください!
【🐕さいごに】
今回は犬の無駄吠えの理由と対策について紹介させていただきました。
お家のワンちゃんが吠えている時は、よく観察してみてください。
わが子をもっとよく知るきっかけにもなるかもしれません🎵
しつけには根気が必要ですし、ご家庭だけではなかなか難しいこともあります。
お困りの方や、しつけ教室にご興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね!