内分泌科

こんな症状はありませんか?

  • 元気がない
  • 寝てばかりいる
  • 脱毛がある
  • お水をよく飲む
  • おしっこが多い
  • お腹が膨らんできている
  • おしっこを舐める
  • 眼が白くなってきた
  • 痩せてきた
  • よく吐く

このような症状がみられたら、内分泌科の病気の可能性があります!

考えられる病気・疾患について

犬の主な病気・疾患

甲状腺機能低下症

内分泌腺のひとつである甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンは、エネルギー、タンパク質、脂質、ビタミンなどの代謝を調節しています。甲状腺機能低下症は、何らかの原因で甲状腺ホルモンの分泌が低下する事でさまざまな症状を示す病気です。中~高齢犬に多く、また、ゴールデン・レトリーバー、ビーグル、ミニチュア・シュナウザーなどの犬種に多くみられます。甲状腺ホルモン剤の投与により、不足している甲状腺ホルモンを補います。ほとんどの場合、治療は生涯にわたり必要ですが、適切に治療を行なえば、寿命をまっとうする事が可能です。定期的に甲状腺ホルモン濃度を測定し、投薬量を調整する必要があります。

このような症状が出た場合、ご連絡ください
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  • 脱毛がある

副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)

腎臓の近くにあり、内分泌腺のひとつである副腎から分泌されるステロイドホルモンは、糖代謝や脂質代謝、タンパク質代謝、体の免疫系やストレスに対する作用などさまざまな働きを担っています。副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)は、ステロイドホルモンが過剰に分泌される事により、さまざまな症状を示す病気です。体内のステロイドホルモンが過剰になる事が原因で、次の3つに分類されます。

  • 脳下垂体の巨大化(過形成)や腫瘍によるもの(下垂体性)
  • 副腎の巨大化や腫瘍によるもの(副腎性)
  • 長期にわたるステロイド剤の過剰投与によるもの(医原性)

犬の副腎皮質機能亢進症の約85%は下垂体性と考えられています。下垂体性、副腎性の治療には、内科療法と外科療法があり、病気の種類や、個々の状態に応じて慎重に治療を選択する必要があります。医原性では、徐々にステロイド剤の投与量を減らしてゆきます。基本的に生涯の治療が必要で、定期的な検査も不可欠です。悪性腫瘍が原因の場合、再発や転移などに注意する必要もあります。

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  • お腹が膨らんできている
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糖尿病

インスリンは膵臓から分泌されるホルモンで、血糖値を下げる作用を持っています。膵臓からのインスリン分泌不全や、組織でインスリンの作用がブロックされる事などにより、インスリンの作用が不足する事が原因です。発症には、遺伝的な要因と環境要因(肥満、感染、運動不足など)が関係しています。糖尿病用の食事を与え、カロリー制限を行います。ほとんどの犬で、食事療法に加えインスリンの注射を行います。基本的に、注射は生涯必要です。初めてインスリンを投与する場合や、重症の場合は、入院が必要となる事もあります。

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  • おしっこを舐める
  • 眼が白くなってきた

猫の主な病気・疾患

甲状腺機能亢進症

甲状腺機能亢進症とは、新陳代謝を促進するホルモンである甲状腺が活発化してしまう病気です。

糖尿病

インスリンは膵臓から分泌されるホルモンで、血糖値を下げる作用を持っています。インスリンの分泌や作用が低下し、多飲、多尿、高血糖、尿糖排出などの症状を示す病気を糖尿病といい、糖だけではなく、脂質やタンパク質の代謝にも障害がおこります。この結果、全身の臓器に障害を引きおこし、重大な合併症を伴う事も少なくありません。猫はストレスなどで、容易に一時的な高血糖になったり、膵炎や腎不全など、他にも高血糖を示す病気があるため注意が必要です。

このような症状が出た場合、ご連絡ください
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  • 痩せてきた
  • よく吐く

内分泌科治療の特徴

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院内での迅速診断

当院では院内にて、甲状腺ホルモンや副腎皮質ホルモンなどが測定でき、迅速な内分泌疾患の診断が可能です。

内分泌科治療の流れ

  1. STEP01受付・問診

    受付にて、スタッフから問診させていただきます。どのような症状がいつごろからあるのかお伺いさせていただきます。尿をお持ち頂いている方はスタッフにお渡し下さい。

  2. STEP02身体検査

    脱水がないか、痩せていないか、お水を飲みすぎていないか、脱毛がみとめられていないか、一般身体検査にて全身の明らかな異常がないかを確認していきます。

  3. STEP03検査

    症状や状態に応じて、血液検査、尿検査、レントゲン検査、超音波検査、血圧測定などをご提案させていただきます。また、後日ホルモン測定を行い、確定診断を下します。

  4. STEP04検査結果の説明・治療方針のご相談

    ホルモン疾患の場合、生涯にわたる治療が必要になる場合もございます。検査結果から、今後の見通しや治療の選択肢(内科治療、食事療法、外科治療など)についてご説明します。

  5. STEP05お会計・次回の予約

    お会計、お薬のお渡しは受付にてさせていただきます。次回の診察日は状態に応じて数日後から1ヵ月を目安にお伝えさせていただきます。

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