東洋医学科(鍼・漢方)
こんな症状はありませんか?
- 突然歩けなくなった
- キャンと鳴いて震えている
- 顔が突然無表情になった
- 頬が下垂している
- 食べ物をこぼす
このような症状がみられたら、東洋医学科の病気の可能性があります!
東洋医学について
当院では一般診療の他に、専門医による鍼灸・漢方薬治療を行っております。近年、人と同じく動物も医療が進み、病気の早期発見、治療の向上で、寿命が飛躍的に延びました。それに伴い、複数の薬を飲み続ける、寝たきり、介護、闘病生活を行う動物も少なくありません。また、高齢であるが故に、手術が行えないなどの状況もでてきます。さらに動物はそれぞれ遺伝的に、かかりやすい病気や動物種による性質(体質)が人間より多岐にわたります。それらを補ってくれるのが東洋医学です。
ヒトでは病気になる前にケアをすることや、痛みの緩和、がん治療などの緩和ケア等のために、東洋医学が見直されてきています。動物医療でも、西洋医学と東洋医学を合わせた統合医療が今後ますます注目されていくと考えられます。
当院の専門医はフロリダChi Institute(現Chi
University)でライセンスを取得しました。アメリカでは大学病院にも東洋医学科があるほど、一般的な治療です。
また、動物の解剖を考慮した整体、動物の栄養学や薬膳、植物のエッセンシャルオイルを利用した自然療法もご提案が可能です。
我が子に「より体に優しい治療をしたい」「もう少し何かしてあげたい」「できることを何でもしてあげたい」「年齢を重ねて漠然とした不安がある」「西洋医学での限界を感じる」「もうできることがないと言われてしまった」方に適しています。ぜひご検討ください。
対象疾患について
犬の主な病気・疾患
椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは好発犬種以外の犬にも起こりやすく、再発の多い疾患です。重症度が高い場合は手術が適応になりますが、高齢犬や持病のある犬の場合は難しいことがあります。そのような場合に鍼や漢方治療は効果的です。また、再発を繰り返す症例や術後のリハビリと組み合わせて行うこともおすすめです。また、若い子がなる病状と年の子がなる病状とは違います。体質をみて、漢方薬を併用することで改善を促します。
このような症状が出た場合、ご連絡ください
- 突然、歩けなくなった
- キャンと鳴いて震えている
顔面神経麻痺
顔面神経の麻痺により、耳介や口唇が弛緩して垂れ下がったり、瞬きが出来なくなります。原因は中耳炎や甲状腺機能低下症や腫瘍など、原因不明の特発性が多く、西洋医学では治療方法は特にないと判断します。顔面神経に向けて鍼で電気の刺激や漢方薬の併用で改善が期待できます。
このような症状が出た場合、ご連絡ください
- 顔が突然無表情になった
- 頬が下垂している
- 飲み物や食べ物をこぼす
対象疾患と対象でない疾患
対象疾患
慢性疾患全般が対象です。
椎間板ヘルニア、関節炎、股関節形成不全、変性性脊髄炎(DM)、顔面神経麻痺などの神経疾患、
整形外科術後のリハビリ
高齢で何となく元気がない、食欲がない、
虚弱体質、腎不全、免疫疾患など
抗がん剤の副作用の緩和など
対象でない疾患
急性疾患、緊急医療(重度の心疾患、ショック)、骨折、悪性腫瘍 など