歯科・口腔科

こんな症状はありませんか?

  • 眼の下が急に腫れた
  • 口が臭い
  • ヨダレが多い
  • 口が痛そうにしている
  • 歯ぐきから出血している
  • 歯がぐらついている

このような症状がみられたら、歯科・口腔科の病気の可能性があります!

考えられる病気・疾患について

犬の主な病気・疾患

歯根膿瘍

細菌感染が歯髄または歯周組織から波及して上顎第四前臼歯の歯根の先端部分に起こり、歯槽骨を溶かして皮膚を破り、眼の下から膿汁を排泄します。

このような症状が出た場合、ご連絡ください
  • 眼の下が急に腫れた

口腔内腫瘍

口の中には、さまざまな種類の腫瘍が発生する可能性があります。犬では、歯肉腫(エプリス)などの良性腫瘍や、扁平上皮癌、悪性黒色腫、線維肉腫などの悪性腫瘍がよくみられます。猫では、口腔内腫瘍の60~80%が扁平上皮癌であると言 われています。治療法は腫瘍の種類によりさまざまであるため、まず、病理検査などで腫瘍の種類を診断する必要があります。治療は基本的に手術により腫瘍を摘出します。良性腫瘍は比較的容易に切除できますが、悪性腫瘍の場合は、顎の骨を同時に切除する必要がある事もあります。悪性腫瘍では、抗癌剤や放射線療法を併用する事もありますが、リンパ節や肺などへの転移率や再発率が極めて高く、完治する可能性は低いとされています。

このような症状が出た場合、ご連絡ください
  • 口が臭い
  • ヨダレが多い
  • 口の痛み

歯周病

口腔内に歯垢(しこう)や歯石が溜まり、歯肉炎などがおこった状態を歯周病と言います。歯垢は細菌や食事のカス、唾液などが混ざり合って歯の表面に溜まったもので、それが硬く石灰化したものを歯石と言います。これらは、放置する と細菌がさらに増殖し、炎症を引きおこし、歯と歯ぐきの間に深い溝(歯周ポケット)をつくります。この病気は犬や猫の約80%がかかる、大変多い病気です。予防のため毎日の歯磨きが推奨されます。ある程度進行した歯周病に対しては、全身麻酔下で歯垢や歯石を除去し、必要に応じて抗生物質を投与します。

このような症状が出た場合、ご連絡ください
  • 口が臭い
  • 歯ぐきから出血がある
  • 歯がぐらついている

猫の主な病気・疾患

歯肉炎・口内炎

歯ぐきや舌など、口の中(口腔)の粘膜に炎症がおこり、その部分が赤く腫れ、ただれ、潰瘍、出血、口臭、よだれなどがみられる病気です。口内炎は、口腔内の外傷、ウイルスや細菌、真菌などの感染の他、全身性の病気の症状のひとつ としてみられる事もあります。多くの要因が関与して発症する事が多いため、治療法はさまざまです。原因となる病気がある場合は、その治療を行います。また、同時に感染や炎症を抑えるために抗生物質や抗炎症剤の投与を行います。口の中を清潔に保つため、歯周病を含めた歯科疾患がある場合には、その治療を行う事もあります。また全臼歯抜歯や全抜歯を行う場合もあります。

歯科・口腔科治療3つの特徴

01

リスクや副作用を極力低下させる麻酔管理

歯科処置において気にされる方が多いのが麻酔管理です。麻酔のリスクはゼロにはできないものの、当院では、できるだけ低くできるように努めております。術前検査によるリスク評価、身体の状態や検査結果などから個々の状態に合わせた麻酔薬の使用、術前からの点滴や投薬によるリスク低減、最新の麻酔器による管理、術中の状態変化を最新の生体モニター機器により把握し素早く対応、術後も状態によりICUなどを使用して術後管理にも気を付けております。

02

徹底した痛みの管理

中高齢のワンちゃんねこちゃんでは、抜歯が必要となることも少なくありません。抜歯時の痛みは、交換神経の刺激や血圧の上昇から心臓や肺など全身への悪影響をもたらします。また、持続する痛みが神経を過敏にし、痛みを感じやすくなることで心身への負担となります。当院では、出来る限り痛みを抑えるために、神経ブロック麻酔や術前・術中・術後において複数の鎮痛薬を併用したマルチモーダル鎮痛をおこなっております。鎮痛薬と一言で言っても、作用する痛みの神経部位が異なるため種類の異なる鎮痛剤を使うことで痛みをかなり抑えることが可能となります。

03

目に見えない部分もしっかりと丁寧に処置しています

超音波スケーラーを使用して、歯の表面をきれいにするだけではなくキュレッタージを行い外からは見えない歯周ポケットの汚れもしっかりと除去します。歯石除去後はとてもキレイに見えますが、目に見えない小傷が歯の表面についています。そのままだと歯石が再付着しやすくなってしまうため、当院では2種類の研磨剤を順番に使用して歯の表面を磨き上げ、歯石の再付着を起こりにくくします。

泌尿器科治療の流れ

  1. STEP01受付・問診

    受付にて、スタッフから問診させていただきます。どのような症状がいつごろからあるのかお伺いしますので、日々のオーラルケアのお悩みなどもあればお伝えください。

  2. STEP02身体検査

    お顔、お口はもちろんのこと、全体的にお身体を触らさせていただき、口腔内の問題が全身に波及していないか触らさせていただきます。

  3. STEP03検査

    重度の歯周病や口の中にしこりがある場合、それが全身へ影響を及ぼしている場合もありますので、血液検査やレントゲンをご提案させていただくことがございます。また、歯石の除去や口の中のしこりの検査などには多くの場合、全身麻酔が必要になってきます。ご相談の結果、全身麻酔をかけることになりましたら、血液検査やレントゲン検査などをさせていただきます。

  4. STEP04検査結果の説明・治療方針のご相談

    お口の状態によっては後日、検査と治療を兼ねて全身麻酔下で口腔内の観察、歯周ポケットのチェックなどを行い、必要に応じて抜歯、歯石除去、歯の研磨、歯周ポケットのケア等を行います。また、その後の日々のケアについてお伝えさせていただきます。

  5. STEP05お会計・次回の予約

    お会計、お薬のお渡しは受付からさせていただきます。次回の再診日はお口の状態によってお伝えさせていただきます。

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