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夏の皮膚トラブルに注意!犬と猫の皮膚病|高温多湿で悪化しやすい症状とは?

こんにちは!みかん動物病院の若月です🍊
夏がやってくると、私たち人間も汗疹や虫刺されで肌トラブルが増えますよね。
実は、犬や猫たちもこの季節、皮膚トラブルがとっても増えるんです💦
皮膚の病気自体は1年中起こりうるものですが、夏の暑さや湿度の高さ、ノミやマダニなど寄生虫の活動が盛んになるこの季節は特に注意が必要です。赤みや痒み、抜け毛などのサインが出たら、早めの対応が大切☝
今回は、犬と猫に多い皮膚トラブルの種類や原因、そしてご家庭でできるケアのポイントをまとめてお伝えしますね🍊

■目次
1.犬と猫の皮膚トラブルってどんなものがあるの?
2.なぜ起こる?皮膚トラブルの主な原因は??
3.皮膚トラブルの初期症状とは??
4.自宅でできる!皮膚トラブルのケア方法
5.さいごに
【🎐犬と猫の皮膚トラブルってどんなものがあるの?】
<🐶犬に多い皮膚トラブル>
・アレルギー性皮膚炎
ノミやダニ、花粉、ハウスダスト、フードなどに含まれる特定の成分がアレルゲンとなり、皮膚に炎症を起こします。
かゆみ・赤み・脱毛が主な症状で、特にお腹や足の付け根、顔周りに出やすいです。
夏はノミの繁殖期なので、ノミアレルギーが悪化しやすくなります。
・膿皮症(のうひしょう)
本来は無害な常在菌が、高温多湿や免疫力の低下をきっかけに繁殖し、毛穴や小さな傷から感染することで起こります。
膿を持った赤い発疹、フケ、かさぶたが見られ、放っておくと広がってしまうことも…。
・脂漏症(しろうしょう)
皮脂の分泌異常により、皮膚がベタついたり、逆に乾燥したりします。
脂っぽいタイプでは体臭が強くなり、フケや痒みを伴います。
体質によっては慢性化しやすく、定期的なシャンプーケアが必要になります。
・乾燥性皮膚炎
意外と夏でも冷房やシャンプーのしすぎで乾燥が進み、皮膚のバリア機能が弱まることがあります。乾いたフケや痒みが出やすく、搔き壊しによって二次感染することもあるので注意が必要です。
<🐱猫に多い皮膚トラブル>
・アレルギー性皮膚炎
犬と同じく、ノミや食事、ハウスダスト、花粉が原因で発症します。
かゆみ・赤み・脱毛・かさぶたなどの症状があり、頭部や首、背中などに出ることが多いです。特にノミの活動が盛んな夏は注意が必要です。
・皮膚糸状菌症
真菌(カビ)による感染症で、円形脱毛やフケ、かさぶたを伴います。特に子猫や免疫力の低い猫に多く、人にも感染する可能性があるため、早期の診断・治療が必要です。
・ストレスによる皮膚炎・過剰グルーミング
環境の変化、多頭飼育、引っ越しなどがストレスになり、自分の身体を舐めすぎてしまう「過剰グルーミング」が見られることがあります。脱毛や赤み、時には舐めすぎて出血してしまうこともあります。心のケアも大切な治療の一部です。
【🎐なぜ起こる?皮膚トラブルの主な原因は??】
犬や猫の皮膚トラブルにはさまざまな要因が存在します。
ひとつずつみていきましょう🍊
💛遺伝的な体質
特定の犬種・猫種は、皮膚がデリケートで、脂漏症やアレルギー体質を持ちやすい傾向があります。
🐶フレンチ・ブルドッグ、シーズー、アメリカンコッカースパニエルなど。
🐱アビシニアン、ヒマラヤン、アメリカンショートヘアなど。
こういった体質の子は、日頃のケアや定期的な健康チェックで皮膚トラブルを軽減することができます。
💛環境による影響
高温多湿の梅雨~夏の時期は、皮膚が蒸れて細菌やカビが繁殖しやすくなります。
お散歩中の草むらには、ノミやダニが潜んでいることも…。
室内ではカーペットやベッドのハウスダスト、エアコンの風による乾燥が皮膚に負担をかけることもあります💦
💛食事によるアレルギー
食物アレルギーは、ある日突然現れることもあります。
鶏肉、牛肉、小麦などフードに含まれる特定のたんぱく質や添加物がアレルゲンになることも…。
食後にかゆみや脱毛が増えた場合は、アレルギーの可能性を考えてみましょう。
💛感染症(細菌・真菌・寄生虫など)
皮膚に傷があったり、免疫が落ちていたりすると、細菌や真菌(カビ)が感染しやすくなります。
また、ノミ・マダニ・疥癬などの寄生虫も皮膚トラブルの原因になります。
人へ感染するリスクもあるため、予防が大切です。
💛ストレスによる影響
環境の変化や生活リズムの乱れがストレスになり、かゆみや脱毛を引き起こすこともあります。
猫は特にストレスに敏感なので、静かで安心できるスペースを作ってあげましょう🐱
犬も寂しさや緊張が続くと、掻いたり舐めたりする癖が出ることがあります🐶
💛内臓疾患のサインとして
・甲状腺機能低下症
毛がパサつく、脱毛、皮膚が黒ずむ
・副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
お腹の毛が抜ける、皮膚が薄くなる
・糖尿病
皮膚の再生能力が落ち、感染しやすくなる
このように内分泌系の病気が原因で皮膚症状が現れることもあります。
「なかなか治らない皮膚トラブル」は、体の中からのサインかもしれません。
【🎐皮膚トラブルの初期症状とは??】
皮膚トラブルは、最初はとても些細な変化から始まります。
・皮膚をかゆがる仕草が増えた
・赤みや腫れが見られる
・毛が脂っぽくべたつく・フケが出る
・脱毛や薄毛が目立つ
「ちょっとだけだから大丈夫かな」と思っていても、放っておくと悪化してしまうことも…。
気付いた時点で早めに動物病院へ相談するのが大切です🍊
【🎐自宅でできる!皮膚トラブルのケア方法】
皮膚トラブルの予防には、日々のちょっとしたケアがとても効果的です✨
ここではご自宅でできる皮膚のケア方法をご紹介しますね。
💙シャンプー
皮膚の状態に合わせたシャンプー剤を使うことが大切です!
特に夏は皮脂や汚れが溜まりやすく、こまめなシャンプーが必要になることがあります。
皮膚が敏感な場合や、アレルギーがある場合には、低刺激で保湿力のあるシャンプー剤がおすすめです!
💙ブラッシング
定期的なブラッシングは、毛のもつれや蒸れを防ぐだけでなく、血行促進にもなります。
夏場は換毛期の終わりで毛がこもりやすくなる時期でもあるため、蒸れやすい脇の下や内股などは意識してブラッシングするといいですね🍀
また、ブラッシングしながら皮膚に赤みやかさぶたなどの異常がないかチェックしてみましょう!
💙食事と水分
皮膚の健康には、栄養バランスがとても重要です。
特にオメガ3脂肪酸やビタミンEが豊富なフードは、皮膚の健康をサポートします。
また、水分補給も大切です。新鮮な水を常に用意しておき、適切な水分補給を促しましょう!
💙環境の見直し
清潔で快適な環境を保つことは、皮膚トラブルの予防につながります。
夏はダニやカビが発生しやすくなる季節ですので、寝床やカーペットはこまめに掃除・洗濯し、風通しの良い場所でよく乾かしましょう!
また、冷房による乾燥や、暑さによるストレスも皮膚に影響を与えることがあります。
涼しくて静かな場所を用意し、リラックスできる時間を作ってあげることも大切です!
💙定期的な健診
皮膚のトラブルは繰り返しやすいので、動物病院で健康チェックも大切です。
早期発見することで症状の悪化を防ぐことができます。
【🎐さいごに】
夏は皮膚トラブルが起きやすい季節。
でも、日頃のちょっとした気付きやケアで、しっかり予防・早期対処ができます。
「かゆそうかも?」「赤いかも?」と感じたら、お気軽にご相談くださいね。
みかん動物病院では、その子の体質や症状に合わせたシャンプー剤のご提案や、皮膚の状態に応じた治療を行っております🍊
大切な家族が、夏でも快適に過ごせますように😉
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