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患者さん向け医院コラム

犬と猫の年齢に応じたケア ~子犬・子猫編~

神奈川県秦野市・伊勢原市・平塚市・中井町・二宮町・小田原市のみなさまこんにちは!
神奈川県秦野市のみかん動物病院、愛玩動物看護師の若月です🍊

 

人間と同様に、ワンちゃんもネコちゃんも年を取るにつれて心と体に様々な変化が現れます。
愛犬や愛猫の健康な心と体をサポートするには、年齢ごとに注意すべき病気や、心の変化について正しい知識を持つことが重要になります。

年齢に応じたケアを心がけることは、愛犬や愛猫のQOL(生活の質)を高め、健康寿命を延ばすのに役立ちます。

そこで今回は、ワンちゃんとネコちゃんの年齢別ケアのポイントについて、子犬・子猫に焦点を当てて解説いたします!!

 

🍖適切な食事管理】

子犬や子猫は、成長のために成犬・成猫よりも多くの栄養を必要とします。
必要な栄養素を摂取できるよう、フードは子犬・子猫用のものを選びましょう

生後間もない頃はまだ胃が小さいので、一度に食べられる量が限られてしまいます。
なので、1回の食事量を調節し、頻回に分けて与える必要があります。

そして毎日ぐんぐんと体重が増えていくのが正常です。
毎朝ご飯の前に体重を測り、前の日と比べてしっかりと体重が増えているかを確認しましょう。
ご飯を食べきっている上で、『体重が前日と変わらない…』『昨日よりも体重が減ってしまった…』などという場合は、ご飯の量が足りていないサインかも…!

ご飯を食べきらない上に体重が…という場合は、与えているご飯が合っていなかったり、体調に異変があるサインかも。そのような場合はすぐにみかん動物病院にお電話くださいね。

また、フードの袋に記載されている一日のフード量はあくまでも目安です。
個々によって生活環境・運動量・代謝量・成長スピードが違うので、その子に合わせたフード量を一緒に決めていきましょう!!

 

💉ワクチン接種】

子犬と子猫は免疫力が弱く、感染症に罹りやすいため、定期的なワクチン接種が必要です。

初回の混合ワクチンは生後2ヶ月頃に接種し、その後約1か月ごとに合計3回の接種を推奨しています。
しかし、初回の摂取時期によっては2回接種で十分な場合もありますので、それぞれの摂取時期に合わせてベストな予防プランをご提案できればと思います。
また、ワンちゃんの場合は狂犬病の予防接種もあります!忘れずに実施しましょうね。

[予防接種の重要性についてはこちら]

 

🍀健康管理】

子犬や子猫はストレスにも弱く、些細なことで体調を崩しやすいです。
そしてちょっとした体調不良が命取りとなる場合も少なくありません💦

いつもよりご飯の食べが悪い…。うんちが緩くなってしまった…。体重が増えていない…。いつもと比べて動きが少ない…。鳴いている声を聞かない…。咳やくしゃみをしている…。目やにが出るようになった…。

などなど。どんな些細なことだとしても、いつもと比べて様子がおかしいな?と思うことがあれば遠慮なくご相談くださいね。

 

💩トイレトレーニング】

ワンちゃんはトイレの失敗を繰り返すことでトイレの場所を間違って覚えてしまう可能性があるため、なるべく早めにトイレトレーニングを始めましょう
そわそわし始めて、床のにおいをかぎながらくるくると回り出したらおしっこのサイン!
優しく抱き上げてトイレまで連れていってあげましょう。
トイレでのおしっこが成功したら、おやつなどを使って褒めてあげてくださいね!!

ネコちゃんの場合は基本的にトイレトレーニングは不要と言われています。
自然とトイレの場所を覚えてくれるのですが、自分のおしっこのにおいがついていた方が早くトイレを覚えてくれます。
最初のうちは、トイレに自分のおしっこのにおいが付いた砂を少し混ぜておいてあげるといいですね😉

ネコちゃんの適切なトイレの数は『頭数分+1個』と言われています!!
そして適切な大きさは『体長×1.5』!!
それくらいの大きさがあると猫ちゃんは余裕をもってトイレ内で方向転換ができるのです😉

また、トイレ砂飛散防止のためにカバーで覆われているタイプのものもありますが、臭いがこもったトイレというのはネコちゃんはあまり好みません…😔
できればカバーなどがないトレーのみのタイプが理想ですね。

さらにトイレの砂自体にこだわりのある子も少なくありません!
思うようにトイレで排泄してくれない…という場合は、トイレ砂の形状を変えてみるのもひとつかも…!

きれい好きでこだわりの強いネコちゃんのために、いつでも清潔で快適なトイレを保ってあげましょうね🍀

[犬のトイレトレーニングについてはこちら]

 

🎀社会化トレーニング】

子犬・子猫の時期は、社会性を育むのにも最も重要な時期です。
怖がらせないように注意しながら、様々な音やにおいを経験させたり、家族以外の人や動物と触れ合わせたりなど…社会化トレーニングを行いましょう!💪

ただしこの時期はトラウマになりやすい時期でもあります💦
嫌がっているのに力ずくでやらせようとしたり、過度な恐怖を与えてしまうと、それがトラウマとなり今後一切受け入れてくれなくなってしまうかも…。

そうならないために、焦らずその子のペースに合わせてできるだけ楽しい嬉しい思い出となるように気を付けながら、様々な刺激に慣らしてあげましょう😉

病院も、その内のひとつ!
ワクチン接種やお爪切りなど…その子にとって『嫌なことばかりをされる場所』となってしまうと、病院は怖いところ!と認識され、来院が難しくなってしまうこともあります😭
少しでも楽しい思い出として残るように、おやつを食べながら診察を受けていただいたり、たまにお散歩の途中で寄っていただいてクッキーを食べに来るだけ…なんていう日があってもいいかなと思います🍀
病気じゃなくても大丈夫!お気軽にお立ち寄りくださいね🎀
みかん動物病院にはこのようにお散歩の途中で遊びに寄ってくれるワンちゃんもたくさんいます😉いつも癒してくれてありがとうございます

 

🎡運動や遊ぶ時間の確保】

一般的に子犬や子猫は遊びが大好きで、多くの運動を必要とします。
おもちゃを用いて積極的に遊んであげましょう

ただし、誤食などの事故を防ぐためにも、おもちゃ選びにはいくつか注意したいポイントがあります。

 

1,口の中にすっぽりと納まってしまうサイズのものは避けましょう
➡ふいに飲み込んでしまう可能性が高く、大変危険です。

 

2,遊んでいるうちに壊れて来たなと思ったら早めに対処しましょう!
➡ぬいぐるみの目の部分や、手足などの小さいパーツが付いているものは取れやすく、万が一取れてしまった際に飲み込んでしまうリスクがあります。
ネコちゃんの場合、ひもの先におもちゃが付いているタイプのねこじゃらしを噛みちぎって、ひもの部分を飲み込んでしまう子がいたりします。
ワンちゃんもネコちゃんも、遊びが終わったらおもちゃはしっかり片付けましょう💦

 

3,スリッパや靴下など、使わなくなったからといっておもちゃとして安易に与えるのは控えましょう
➡これはおもちゃにしていいスリッパ、こっちはおもちゃにしてはいけないスリッパ…という区別は苦手です💦

 

4,極端に硬いものは控えましょう
➡歯が折れたり欠けたりしてしまう危険性があります。

 

ペットショップに行くと本当にいろいろな種類のおもちゃが売ってますよね。
上記に挙げたポイントに注意しながら、お気に入りのおもちゃを探してあげてください😉

 

🐾さいごに】

子犬や子猫の心と体の健康を守るためには、年齢に合わせたケアがとても大切です。
栄養・健康管理・社会化・そして愛情あるケアは欠かせません。
子犬や子猫の時期に正しい習慣を身につけさせることは、健康で幸せな生活を送るための最良のスタートとなります。

子犬や子猫のケアでご不安なことがあれば、お気軽にみかん動物病院までご相談くださいね。
社会化トレーニングに関するご相談もいつでも受け付けております🍊✨

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