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患者さん向け医院コラム

フィラリア ノミ・マダニ ワクチン接種などの予防診療の重要性について ~ワンちゃんネコちゃんに健康に長生きしてもらうために~

秦野市・伊勢原市・平塚市・小田原市・南足柄市・厚木市のみなさまこんにちは、石田です!
春の暖かい日差しが心地よい季節になりましたね😊
暖かくなると蚊やノミ・マダニの活動が活発になるため春の予防シーズンの始まりでもあります!
そうは言っても、犬や猫の予防診療にどのような重要性があるのかよくわからない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、犬や猫の予防診療の重要性について解説していきたいと思います👆

〇予防診療が必要な理由とは?

動物病院はペットたちの病気を治す場所だと思われがちですが、ペットが病気にならないようにすることも私たちの大切な使命です。
病気にならないように予防を行うことを「予防診療」といいますが、予防診療は以下の 3 段階に分けることができます👇

一次予防:生活習慣の改善や予防接種などによって健康を増進する

二次予防:病気の早期発見

三次予防:リハビリや病気の再発予防

特に一次予防は愛犬や愛猫が病に苦しむリスクを下げることができ、寿命を延ばすこともできるため、とても重要な意味を持っています!

 

〇予防診療の種類と特徴

当院で行っている予防診療にはさまざまな種類がありますが、主に狂犬病混合ワクチンノミマダニ予防フィラリア予防があります。

ワクチン接種

≪混合ワクチン 犬・猫≫
混合ワクチンは複数の感染症を予防でき、犬・猫ともに任意接種です。
一般的に子犬・子猫のうちに 3 回接種し、その後は 1 年に 1 回の頻度で接種を行います。

≪狂犬病ワクチン 犬≫
狂犬病を予防でき、ワクチン接種が法律で義務付けられています

また狂犬病は、一度感染し発症すると致死率はほぼ 100%という感染症で、犬だけではなく私たち人間を含めた、ほぼすべての哺乳類に感染します。
とても恐ろしいですね…😓

混合ワクチン・狂犬病ワクチンともにトリミングサロンやペットホテルを利用する際に「ワクチン接種証明書」の提示を必要とする場合も多くありますので、気を付けていきましょう🍃

 

フィラリア予防🦟

フィラリア症は蚊を媒介して、糸状の虫が心臓や心臓の血管に寄生してしまう病気です。
一度感染してしまうと、その治療は困難で、最悪の場合亡くなってしまうこともあります。

フィラリア予防薬は蚊が出始めた 1 か月後から蚊がいなくなった 1 か月後まで毎月投与することが基本ですが、温かい室内などでは蚊がいる可能性もあるため、通年での予防をお勧めしています。

 

ノミ・マダニの予防🐜

犬や猫にノミやマダニがつくとアレルギーを起こしたり、バベジア症や瓜実条虫症などさまざまな感染症を媒介したりします。
また、ノミやマダニは人に対しても猫ひっかき病や日本紅斑熱などの感染症を媒介することがあります。

ノミやマダニは寒さに弱いものの、冬でも室温が高いと活動できるため、通年予防が望ましいとされています。

また、フィラリアと同様毎月投与をします。


ベストな予防薬ってなんだろう…?

予防薬には色々な種類がありますが、うちの子にはどのタイプが合っているのかな…?安いものでもないし、失敗したくない!!と思う方もたくさんいるかと思います。
ストレスなく予防が出来たらいいですよね😊

そこで、今回は簡単に予防薬の種類を説明していきたいと思います👆

おいしくおやつで毎月予防 チュアブルタイプ

コスパ◎食いしん坊さんには 錠剤タイプ

おやつタイプが苦手な子にはスポットタイプ

毎月の投薬が大変😫⇒ お注射タイプフィラリアのみ

同じおやつタイプや錠剤タイプ等でもメーカーによって値段や大きさが違ったりするので、種類にお困りの方はお気軽に当院までお問い合わせください☎️
一緒にベストな予防薬を探しましょう!

〇まとめ🐾

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
愛犬・愛猫をさまざまな病気から守り健康に長生きしてもらうために、飼い主さんを病気から守るためにも、予防接種や予防薬の投与を忘れずに行うようにしましょう!

さらに、災害時に同行避難が必要となった場合はいかに予防が出来ているかが重要となってきます。
※詳しくはこちらをチェック!

予防診療について何かわからないことがあれば、お気軽に当院までお問い合わせください☎️

 

アニマルケアスタッフ 石田 汐里

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