最新NEWS

患者さん向け医院コラム

犬の多頭飼いのコツ!相性のいい組み合わせ・初対面の注意点・成功のポイントとは?

みかん動物病院医院コラム「犬の多頭飼いのコツ!相性のいい組み合わせ・初対面の注意点・成功のポイントとは?」TOP

愛犬と過ごす時間はかけがえのないものですよね。
そこに新しい家族が加わることで、さらに楽しく、にぎやかな毎日が広がるかもしれません✨

多頭飼いは、犬同士が遊びやふれあいを通じて自然と社会性を身につけられるいい機会になります。
また、先住犬にとっても新しい仲間が加わることで刺激が増え、生活に活気が生まれることもあるでしょう👍

しかしその一方で、犬同士の相性や生活環境の変化、飼い主様の負担が増えるといった課題もあります。

新しいワンちゃんを迎えたものの、思うように関係が築けず悩んでしまう方も少なくありません…😔

そこで今回は、多頭飼いを検討している飼い主様に向けて、事前に知っておきたいポイントや注意点について解説していきます💪


■目次
1.多頭飼いを始める前のチェックポイント
2.多頭飼いに向いている/向いていないワンちゃんの特徴
3.相性の良いワンちゃんの選び方
4.新しいワンちゃんとスムーズに対面させるコツ
5.多頭飼いの順応期間の過ごし方について
6.ゴハンのあげ方の工夫
7.一緒に住み始めた後のストレスサイン
8.犬が快適に過ごせるスペース作り
9.さいごに

 

【🐶多頭飼いを始める前のチェックポイント】

新しい家族を迎える前に、まずは先住犬の性格や生活環境が多頭飼いに向いているかどうかを確認することが大切です☝

チェック項目をそれぞれ挙げていきますね✨

 

<先住犬の性格や生活環境をチェック👀>

✅先住犬は他のワンちゃんと遊ぶのが好きですか?
それとも一匹でのんびり過ごす方が落ち着くタイプ?

✅過去に他のワンちゃんとトラブルになったことはありますか?
苦手なタイプの犬がいないかも確認しましょう。

✅家の広さや生活スペースに、新しいワンちゃんが加わっても十分な余裕はありますか?

✅飼い主様が、1匹ずつしっかりケアできる時間を確保できますか?

特に、先住犬が極端に神経質な場合や、過去に犬同士の相性が悪かった経験がある場合は、多頭飼いが難しいこともあります。
また、既に高齢でのんびり過ごしているワンちゃんにとっては、元気いっぱいの子犬が加わることで大きなストレスになることもあるので、先住犬の気持ちを最優先に考えてあげましょう😉

 

<時間や費用の負担もチェック👀>

多頭飼いは楽しい反面、思った以上に手間や費用がかかるものです💦
無理なく続けられるか、現実的な視点で考えてみましょう🤔

経済的負担
フード代・予防接種・予防薬・病院代・トリミング代など…。
費用は単純に2倍以上になることもあります。

しつけの時間
新しいワンちゃんにも、トイレや基本的なしつけを1から教える必要があります。

散歩の手間
体格や運動量の違う犬を同時に散歩できるか?
別々に行く必要があるかも考えましょう。

スペースの確保
ケージや寝床は、それぞれのワンちゃんが安心して過ごせるよう別々に用意するのが理想です!

新しい家族を迎えた後、「やっぱり大変だった…」と後悔しないためにも、事前にしっかり準備をしておくことが大切です😉

 

【🐶多頭飼いに向いている/向いていないワンちゃんの特徴】

新しい家族を迎え入れるにあたり、「うちの子って多頭飼いに向いているのかな?」と気になる飼い主様もいらっしゃいますよね。
ワンちゃんにもそれぞれ性格がありますので、向き不向きはどうしてもあります💦
それぞれの特徴をあげてみますので、お家の子がどちらのタイプになるのか参考にしてみてください✨

 

<多頭飼いに向いているワンちゃんの特徴>

✅他のワンちゃんと遊ぶのが好きで、社交的な性格
✅落ち着きがあり、環境の変化にも順応しやすい
✅過去に他のワンちゃんと良好な関係を築いた経験がある

この様な性格の犬は、新しい家族を迎え入れても比較的スムーズに馴染みやすいです☺

 

<多頭飼いに向いていないワンちゃんの特徴>

✅警戒心が強く、他のワンちゃんを嫌がる傾向がある
✅食事やおもちゃに対して強い執着があり、独占欲が強い
✅飼い主様への依存心が強く、他のワンちゃんと関わるのが苦手

これらの特徴がある場合は、無理に多頭飼いをすると強いストレスを感じてしまうことがあります💦
特に先住犬が他の犬を怖がったり、飼い主様を独り占めしたがったりする場合は、新しい犬を迎えることで負担が増えてしまうかもしれません😖

 

【🐶相性の良いワンちゃんの選び方】

先住犬の性格的に「新しい子を迎え入れても大丈夫そう👍✨」と判断出来たら、次は「いったいどんな子を迎え入れたらいいのか?」と悩まれるかと思います。

新しいワンちゃんを迎え入れる際には、年齢・性別・サイズ・犬種の特性を考慮しながら、出来るだけ相性の良い子を選ぶことが大切です☝
以下のことに注目してみてください👀

✅年齢差は大きすぎていないか
高齢犬と子犬の組み合わせは、高齢犬にとって大きな負担になることがあります。
寝ていることが多く、日頃のんびりと過ごしている高齢犬の場合は、子犬を迎え入れることは避けた方が良いかもしれません。

✅性別の違いも考慮する
同性同士の組み合わせは、まれではありますが、成長後に縄張り意識が強くなり、相性が悪くなる場合があります。
これらのトラブルを極力防ぐためにも、適切な時期での去勢手術をおすすめします。

✅サイズ差が極端ではないか
小型犬と大型犬の組み合わせでは、遊びの中で思わぬ怪我に繋がることがあるため、  体格の差が大きい場合はより一層注意が必要になります。

✅犬種による性格の傾向について調べてみよう!
犬種によっても性格の傾向が異なります。
活発な犬種同士であれば、一緒に遊んでエネルギーを発散できますが、大人しいワンちゃんにとっては、活発な性格の子はストレスになってしまう可能性があります。
たとえ同じ犬種だったとしても個体差があるため、事前に相性がいいかチェックする必要があります☝

避妊去勢手術についてはこちらで解説しています

 

【🐶新しいワンちゃんとスムーズに対面させるコツ】

初対面はお互いの印象を決める大切な瞬間です。
慎重に環境を整え、出来るだけスムーズに馴染めるように工夫しましょう💪

 

<初対面の際はワンちゃんのペースで!>

お互いのニオイを嗅いでいる2頭の犬のイラストもし自宅で対面させるのであれば、いきなり室内で直接会わせるのではなく、まずは玄関先やお庭、廊下などの広めのスペースを使って、距離をとりながらお互いのにおいを確認させましょう。

はじめから近付けすぎると緊張を生みやすいため、まずはサークルやゲートを使って空間を仕切ってあげるのも有効です。
焦って無理に近付けようとせず、ワンちゃんのペースを大切にしてあげてください😉

また、事前にお互いのにおいを知っておくと、初対面の時に少し警戒心が和らぐこともあります。
先住犬のにおいが付いたタオルや毛布を新しく迎え入れる犬に触れさせ、新しく迎え入れるワンちゃんのにおいを先住犬に嗅がせておくといいでしょう🍀

 

<緊張のサインを見逃さないで!>

ワンちゃんの気持ちは、尻尾や耳、目線など体の様々な部分に現れることがあります。
現れ方はいろいろありますが、次の4つは不安を感じていたり、警戒したりしているサインなので、特に注意が必要です。

尻尾が下がる・股の間に挟み込む
耳を後ろに倒している
体がこわばり、動きがぎこちない
そっぽを向く または 目をじっと合わせすぎている

 

緊張や警戒のサインが見られたら、一度距離を取って落ち着かせましょう。
焦らず、少しずつ慣れさせることが大切です。

 

【🐶多頭飼いの順応期間の過ごし方について】

新しい犬が家に慣れるまでは、無理に一緒に過ごさせず、それぞれの個別スペースを確保してあげましょう
特に最初の1~2週間は、寝床や食事の場所を完全に分け、まずはお互いの存在に慣れることが大切です。

新しいワンちゃんが環境に慣れてきたら、徐々に一緒に過ごす時間を増やしていきましょう。
最初は短時間から始め、少しずつ共同生活の時間を延ばしていくのがおすすめです。
焦らず、お互いのペースに合わせて距離を縮めていくことが、スムーズな関係作りのコツです。

 

【🐶ゴハンのあげ方の工夫】

多頭飼いでは、食事の際にトラブルが起こることがありますので、安心して食事をとれる環境を準備してあげることが大切です🌟

例えば…
🦴別々の場所で食べさせる
→ごはんを取られない安心感を持たせてあげられる

🦴仕切りを活用する

→ケージや柵で区切ることでトラブル防止になる

 

ワンちゃん同士の関係が安定してきたとしても、上記の方法を続けてあげるといいでしょう😉

 

【🐶一緒に住み始めた後のストレスサイン】

多頭飼いによる環境の変化は、ワンちゃんにとって大きなストレスになることがあります。
特に以下のような行動が見られたら無理をさせないようにしましょう!

元気や食欲が落ちる
毛をむしる・足を舐め続ける
嘔吐や下痢をする

これらの症状が出た場合や、心配なことがあれば、かかりつけの動物病院にご相談ください🏥

ストレスサインについてはこちらで解説しています

 

【🐶犬が快適に過ごせるスペース作り】

ワンちゃん同士がストレスなく過ごすためには、共有スペースと個別スペースの両方を確保することが大切です。

🔹共有スペース
遊び場として、リビングや庭など、犬が自由に動ける広さを確保しましょう!

🔸個別スペース
休憩場所として、サークルやケージなど、それぞれが落ち着ける環境を作りましょう!

 

【🐶さいごに】

ここまで下記の8つについてご紹介してきました。

・多頭飼いを始める前のチェックポイント
・多頭飼いに向いている/向いていないワンちゃんの特徴
・相性のいいワンちゃんの選び方
・新しいワンちゃんとスムーズに対面させるコツ
・多頭飼いの順応期間の過ごし方について
・ゴハンのあげ方の工夫
・一緒に住み始めた後のストレスサイン
・ワンちゃんが快適に過ごせるスペース作り


多頭飼いでは、それぞれのワンちゃんの個性を尊重することが大切です。
ワンちゃん同士の関係性を理解しながら無理のない範囲でしつけを進めていきましょう💪

多頭飼いをしようか迷っている方や、多頭飼いをしているけれどなかなかうまくいかない方など、是非いつでもご相談下さい😉✨

 

■関連する記事はこちらで解説しています
猫同士の相性を深めるには?|初めての多頭飼いを穏やかに進めるコツ
子犬の社会化トレーニングとは?~大切な3つのポイント~