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秋のお散歩には要注意!犬が食べると危険な植物とは??

みなさまこんにちは🐾
みかん動物病院、愛玩動物看護師の若月です!🍊
秋は、愛犬とのお散歩がますます楽しくなる季節ですね。
心地よい風が吹き抜け、赤や黄色に染まった木々の間を歩く時間は、飼い主様にとって癒しのひとときなのではないでしょうか。
しかし、美しい秋の風景の中には、愛犬にとって危険な植物や木の実が潜んでいます☝💦
落ち葉に紛れたどんぐりや銀杏、庭先や公園に咲くヒガンバナやキョウチクトウなど、うっかり口にしてしまうと中毒を引き起こすことがあります😨
そこで今回は、秋のお散歩中に気を付けたい誤食の危険性と、その対策について詳しくご紹介しますね🍂

■目次
1.秋に植物由来の中毒事故が増える理由
2.お散歩中に気を付けたい危険な植物と中毒症状
3.どうして植物を食べたがるの?予防策はある??
4.もし食べてしまったら…?? 中毒事故が起きた時の対処法
5.安全な散歩の為のチェックリスト
6.さいごに
【🍂秋に植物由来の中毒事故が増える理由】
秋は様々な植物が身を付ける季節です。
地面には落ち葉とともに、どんぐりや銀杏、さまざまな種子が落ちていることが多くなります。
さらに夏の暑さが和らぐことで、愛犬たちも活発になり、お散歩の時間や回数が増える傾向にあります😉
その結果、外で植物に触れる機会が多くなるため、他の季節に比べて誤食による中毒事故が増加しやすくなるのです☝
実をつける木の下や、多くの植物が茂る公園をお散歩する際は特に注意が必要です💦
落ち葉に紛れている危険な実や種子を見付けにくいため、飼い主様は愛犬が拾い食いをしないようしっかりと見守るようにしましょう!
【🍂お散歩中に気を付けたい危険な植物と中毒症状】
秋のお散歩中に、愛犬がうっかり口にしてしまうと危険な植物の代表的なものには以下のものがあります。👇
🟢ヒガンバナ
🟢キョウチクトウ
🟢サフラン
🟢アヤメ
🟢キク
🟢ナンテン
🟢シクラメン
🟢銀杏やどんぐりの実
…など。
ここでは、上記のような特に注意したい植物の特徴や、それらが引き起こす中毒症状について詳しくご紹介していきますね💪
🟢ヒガンバナ

ヒガンバナは、9月に赤い花を咲かせる植物で、細長く反り返った花びらと、まっすぐな茎が特徴です。葉がない状態で咲くことも見分けるポイントになります☝
<中毒症状>
ヒガンバナには「リコリン」という毒素が含まれているため、誤って食べてしまった場合、吐き気や下痢、唾液の過剰分泌などの症状を引き起こします。
重症になると呼吸困難や異常な心拍変動が起こり、命に関わる事態にもつながりかねません。
🟢キョウチクトウ

キョウチクトウは、白くて可愛らしい花を咲かせ、5枚の花びらが中央で筒状になっているのが特徴です☝
花、葉、茎、根、実などのすべての部位と、その周囲の土にも毒素が含まれているため、特に注意が必要です💦
<中毒症状>
もし犬がキョウチクトウやその周囲の土を食べてしまった場合は、吐き気、嘔吐、下痢などの消化器症状が現れたり、口腔内や唇、舌に刺激や痛みや刺激を感じることもあります。重篤な場合には、脱水症状やショック状態に陥ることもある恐ろしい植物です。
🟢サフラン

サフランは6枚の紫色の花びらと、中央にある赤い3本のめしべが特徴的です。
<中毒症状>
サフランが犬に与える影響は、摂取量や犬自体の体重により異なります。
少量であれば重大な健康問題はないのですが、過剰摂取すると嘔吐や下痢、食欲不振などの症状が見られる場合があります。また、動悸や息苦しさなどの呼吸器系の症状を引き起こすことがあると報告されています。
🟢アヤメ

アヤメは大ぶりな紫色の花びらを持ち、付け根には白い網目模様が入っているのが特徴です。
<中毒症状>
アヤメは特に球根に有毒な成分が含まれており、誤食してしまった場合、吐き気、嘔吐、下痢などの消化器症状が現れます。また、唾液の分泌が増える、脱水状態になる、といった症状が現れる場合もあります。
🟢キク

キクは細長く黄色い花びらが並び、葉がギザギザしているのが特徴です。
<中毒症状>
キクには「ピレスリン」という有毒物質が含まれますが、毒性は比較的軽度です。
犬がキクを誤食した場合、下痢や嘔吐などの胃腸症状が一時的に現れる場合がありますが、重篤な健康被害につながることは少ないとされています。
🟢ナンテン

ナンテンは赤い実が房状に垂れ下がり、細い枝に竹のような節があるのが特徴的です。
<中毒症状>
実や葉に有毒な成分が含まれており、もし誤食してしまうと口の中の刺激、嘔吐、下痢、食欲不振といった症状がみられます。重症の場合は、呼吸困難や昏睡状態に陥る可能性もあります。
🟢シクラメン

シクラメンは赤やピンクの花を咲かせ、葉がハートの形をしているのが特徴です。
<中毒症状>
犬がシクラメンを誤食してしまった場合は、口の中の刺激、嘔吐、下痢、食欲不振などの症状が現れます。
特に球根には強い毒性があり、食べてしまうと重症化するリスクが高まるため、注意が必要です。
🟢ギンナンやドングリの実など

銀杏は黄緑色の実、どんぐりはさまざまな種類の樫(かし)や楢(なら)の木にできる茶色い実です。
<中毒症状>
どちらも犬にとって消化しにくく、誤食すると消化不良、嘔吐、下痢などを引き起こす可能性があります。
ドングリに含まれる「タンニン」という成分は消化器系に悪影響を与え、大量に摂取すると重篤な症状を引き起こす可能性がある為、特に注意しましょう。
上記でご紹介した植物以外にも、犬にとって有害となる可能性のある植物は数多く存在します。
種類によってはほんの少量でも中毒症状を引き起こすものもあるため、植物の種類に関わらず、基本的に犬には食べさせないことが大切です☝
お散歩中やご自宅のお庭などでも、愛犬が興味を示して口にしないよう、しっかり見守ってあげましょう👀!
【🍂どうして植物を食べたがるの?予防策はある??】
愛犬が植物を口にしてしまうのには、いくつかの理由があります☝
犬の年齢や健康状態、心理的な要因によっても異なるため、それぞれに合った対策を講じることが大切です。
🔻好奇心による誤食(子犬・若い犬)
子犬や若い犬は、単なる好奇心から植物をかじってしまうことがあります。
特にお散歩デビューしたばかりの犬は、目に映るものすべてが新鮮に感じられ、落ち葉や木の実を口に入れてしまうことも…!
<対策>
・道の先に愛犬が興味を持ちやすいものがある場合は、出来るだけ避けて通る
・お散歩中に拾い食いしないよう、「ダメ」「放す」等のコマンドを入れておく
・噛んでも安全なおもちゃや知育トイを与え、好奇心を満たしてあげる
🔻認知機能の低下による誤食(高齢犬)
シニア期に入ると、認知機能の衰えにより普段食べないものを口にしてしまうことがあります。
これは認知症の初期症状の可能性もあるため、早めの対策が重要です☝
<対策>
・定期的に健康診断を受け、認知症の兆候がないかチェックする👀
・獣医師の指導の下、認知機能をサポートするサプリメントや食事を取り入れる
・お散歩中はリードを短めに持ち、誤食を防ぐ
🔻栄養不足や消化器の不調による誤食
犬は本能的に、足りない栄養を補おうとして植物を食べることがあります。
また、消化不良や胃の不快感があると、草を食べて胃の調子を整えようとする行動を取ることもあります…。
<対策>
・主食として総合栄養食を与え、食事のバランスを整える
・毎日の食事の時間を一定にし、生活リズムを安定させる
・朝の起床時間や散歩の時間を固定し、規則正しい生活を心がける
🔻病気や寄生虫感染による異常行動
寄生虫に感染している場合や何らかの病気によって、普段は食べないものを口にしたくなる場合があります。これは異常行動のひとつであり、注意が必要です💦
<対策>
・定期的に健康診断を受け、病気の早期発見を心がける
・フィラリアやノミ、マダニなどの寄生虫予防を徹底する
🔻ストレスによる誤食
ストレスがたまると、犬は口に入れてはいけないものを食べてしまうことがあります。
退屈や不安を感じていると、拾い食いをしたり、草や葉っぱを噛んだりすることで気を紛らわせようとするのです…。
<対策>
・愛犬との時間をしっかり確保し、安心できる環境を整える。
・毎日のお散歩や遊びの時間を充実させ、適度な運動でストレスを発散させる
そして何よりも大切なこと。
それは、お散歩中は愛犬から目を離さないようにすること!!!!👀
スマホを見ながらのお散歩は植物の誤食だけでなく、いろいろな事故の原因にもつながるため絶対にやめましょう!!!⚠
また、お散歩コース自体を出来るだけ危険な植物のない道を選ぶことも、リスクを減らすには有効です。
【🍂もし食べてしまったら…?? 中毒事故が起きた時の対処法】
もし愛犬が食べても安全なものかわからないものを口にしてしまった場合は、まずは直ぐに動物病院へ連絡しましょう💨
特に、誤食から1~2時間以内であれば、病院での処置により吐かせられる可能性が高いので、早急な対応が重要です☝
<まずは愛犬の様子を確認しよう☝>
以下の様な症状が見られた場合はすぐに獣医師に伝えてください。
・よだれの量が増える
・体が震える
・激しく嘔吐する
・下痢が続く
・ふらつきや意識が朦朧としている様子がある
<動物病院へ伝えるべき情報をまとめよう☝>
受診時には以下の情報を正確に伝えられると、診察の際に役立ちます。
・いつ食べたか(〇時頃)
・何を食べたか(植物の種類・特徴など)
・どれくらい食べたか(量がわかれば伝える)
可能であれば、食べてしまったものを病院へ持参すると、より適切な対応がとりやすくなります。
<絶対にやってはいけないこと☝>
・様子を見るだけで放置する…症状が遅れて出てくる場合もあるため危険⚠
・牛乳や大量の水を飲ませる…毒の吸収を早める可能性があるため危険⚠
・無理矢理吐かせようとする…誤嚥や更なるダメージのリスクがあるため危険⚠
飼い主様ご自身の判断で様子を見て時間を置いたり、自宅で無理に吐かせようとしたりするのは絶対にやめましょうね💦
必ず動物病院へ受診し、獣医師の指示に従うようにしましょう!
【🍂安全な散歩の為のチェックリスト】
愛犬とのお散歩は楽しい時間ですが、誤食や事故を防ぐためには、事前の準備と注意が欠かせません。以下のポイントを意識しながら、安全にお散歩を楽しみましょう😉
<お散歩前の準備>
🔸愛犬の健康状態のチェック
元気、食欲がない時は無理をせずに安静に!
🔸リードやハーネスの状態を確認
緩みや損傷がないかをチェックしておく!
🔸誤食防止のアイテムを準備しておく
おやつやお気に入りのおもちゃを持参し、注意を逸らせるようにしておく!
<お散歩中の注意点>
🔸拾い食いしそうな道ではリードを短めに持っておく!
🔸お散歩中は目を離さない!
特に地面のにおいをしつこく嗅いでいる時は要注意!
🔸「ダメ!」「放して!」などのコマンドを練習しておく!
<お散歩コースの選び方>
落ち葉が積もる場所や木の実が多い道では、愛犬が誤ってどんぐりや銀杏を口にしてしまうリスクがあります。
そのため、秋のお散歩では雑木林や並木道を避け、整備された公園や舗装された遊歩道を選ぶのがおすすめです☝
安全なルートを選ぶことで、誤食のリスクを減らしながら、愛犬度快適に秋の散歩を楽しむことができます😉
【🍂さいごに】
今回は秋のお散歩で犬が食べてしまうと危険な植物についてお伝えしました。
秋は気候が穏やかで、愛犬とのお散歩を楽しみやすい季節ですよね。
しかし、その一方で植物の誤食には十分な注意が必要です!
日頃から愛犬の行動をよく観察する習慣を付け、危険な場所を避けることが大切です。
愛犬とアイコンタクトを取りながら歩くことで、植物を食べてしまう危険も回避できるでしょう。
安全なお散歩コースを選びながら、愛犬と一緒に秋の美しい景色を満喫しましょう🍊
