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患者さん向け医院コラム

寝過ぎは要注意!ワンちゃんネコちゃんの睡眠時間・環境について🌙

みなさまこんにちは🐾
愛玩動物看護師の若月です!🍊

愛犬や愛猫が無防備な姿でぐっすり眠る姿は本当に愛らしいものですよね🌙
思わず微笑んでしまう飼い主様も多いのではないでしょうか。

私自身も、うちの子が気持ちよさそうに眠っているとつい眺めてしまいます。
そして、気が付けば隣で寄り添いながら一緒にお昼寝してしまうことも…(笑)

でもふと、「最近ちょっと寝過ぎかも?」と感じたことはありませんか?
実は、睡眠は犬や猫の健康状態を知るための大切なバロメーターなんです。
いつもより眠る時間が増えていたり、逆に眠れなくなっている時は、体調不良や病気が隠れているサインかもしれません⚠

今回は、犬や猫の睡眠時間の目安や注意したい症状、快適な眠りのための環境づくりについてお話していきますね🍀

 

■目次
1.犬や猫の睡眠時間はどれくらい??
2.こんな症状に注意!睡眠時間の異変からわかる健康状態
3.どこで寝る?犬と猫の習性と健康サイン
4.季節ごとに快適な眠りを…。夏・冬の睡眠環境の整え方
5.快適な寝床づくり~おすすめのベッド・配置のコツ~
6.こんな時はすぐに動物病院へ!睡眠異常のチェックポイント
7.さいごに

 

【🌙犬や猫の睡眠時間はどれくらい??】

一般的に、犬は1日約12時間前後猫は1日約15時間前後眠ると言われています。
犬や猫の祖先は狩りをして暮らしていたため、エネルギーを無駄に使わないように長時間眠って体力を温存する習性が残っているんです。

睡眠は「浅い眠り(レム睡眠)」と「深い眠り(ノンレム睡眠)」を短いサイクルで繰り返すのが特徴です。
犬や猫は外敵から身を守る必要があったため、深い眠りは短く、浅い眠りが中心。そのためトータルの睡眠時間が長くなるのです。

また、年齢によっても違いがあります。

🔸子犬・子猫…成長ホルモンを分泌するために1日20時間近く眠ることも。
🔸成犬・成猫…平均的な睡眠時間は12~15時間前後。
🔸シニア犬・猫…体力の低下でより長時間眠るようになります。

さらに、犬種や猫種によっても違いがあります。
大型犬(ゴールデンレトリバーなど)や大型猫(ラグドール、メインクーンなど)は、より長く眠る傾向があります。

 

【🌙こんな症状に注意!睡眠時間の異変からわかる健康状態】

普段よりも極端に眠る時間が増えたり、逆に眠れなくなる場合は注意が必要です。


たとえば…

🔹甲状腺機能低下症

代謝を調整するホルモンが減る病気。動きが鈍くなり長時間眠るように。
肥満や脱毛を伴うこともあります。
甲状腺機能低下症についてはこちらでも詳しく解説しています。

 

🔹椎間板ヘルニアや関節疾患

痛みのせいで横になる時間が増えることがあります。

 

🔹糖尿病や中毒

血糖値や神経への影響で「嗜眠傾向(ずっとウトウトしている状態)」が出ることも。
犬が食べると危険なものについてはこちらで解説しています。

また、不眠傾向になるケースもあります。
心臓病や呼吸器疾患があると呼吸が苦しく、横になって眠れないこともあります。

さらに、「いつもと違う姿勢・場所で眠る」というのもサインのひとつです。

🔹腰を丸めてうずくまるように寝ている…お腹や腰の痛み
🔹普段使わない狭い場所に隠れて眠る…不安や体調不良

こうした変化に気付いたら、早めに受診してあげてくださいね!

 

【🌙どこで寝る?犬と猫の習性と健康サイン】

一般的に犬は社会性が高く、飼い主さんとのつながりをとても大切にしています。
だからこそ、人の気配を感じられて安心できる場所を好むことが多いんです。

一方で猫は、単独で狩りをしてきた歴史を持つため、安心できる“自分だけの空間”を大事にします。
高い場所から周囲を見渡したり、狭いスペースに身を隠したりするのは、本能的に外敵から身を守る行動なんですね。そうした場所にいることで、猫は落ち着いてリラックスできるのです。

ただし、犬も猫も「いつもと違う場所」で寝ている時は注意です。

例えば…
犬が急に冷たい床で寝たがる→発熱や不快感のサインかも…
猫がずっと狭い場所にこもって出てこない→身体の痛みや不安感がある可能性

このように「寝る場所の変化」も健康チェックのひとつになりますよ

 

【🌙季節ごとに快適な眠りを…。夏・冬の睡眠環境の整え方】

犬や猫は人間よりも温度や湿度に敏感。
なので季節ごとの環境づくりがとても大切です。

<🏝夏場のポイント>

💙室温は20℃前後の涼しめをキープ!
💙湿度は50~60%を保ち、蒸し暑さを和らげる!(熱中症リスクの軽減に!)
💙エアコンの風が直接当たらないよう注意!
💙直射日光のあたる場所は避けよう!

 

<⛄冬場のポイント>

室温を20℃前後に保とう!
床付近の冷え対策をしてあげよう!
厚手の毛布やクッション、ペット用ベッドで保温しよう!
ペット用ヒーターや湯たんぽを使ってみよう!(低温火傷に注意!)

特に季節の変わり目は犬や猫も体調を崩しやすいので、気温や湿度の変化に合わせて調整してあげましょう

 

【🌙快適な寝床づくり~おすすめのベッド・配置のコツ~】

愛犬や愛猫が安心してぐっすり眠れる環境を整えるために、取り入れたいグッズや配置のコツをご紹介しますね

💚ペット用ベッドの選び方
身体を伸ばしても余裕のあるサイズのベッドが理想です✨
夏は通気性の良いメッシュ素材、冬は保湿性の高いボアやフリース素材のものがおすすめ。

 

💚寝場所の配置のコツ
犬と猫では、快適に感じる寝場所の好みが異なります!

🐶…飼い主の気配を感じられるリビングの隅など
🐱…高い場所や狭いスペース(キャットタワーや棚の上など)
どちらの場合も人の往来が少なく、静かに休める場所を選ぶことが大切です🍀

 

💚安心感を与えられるアイテムをプラスする
愛用している毛布やお気に入りのおもちゃを一緒に置くことで、安心感を高めることができます!

 

【🌙こんな時はすぐに動物病院へ!睡眠異常のチェックポイント⚠】

睡眠時間が極端に増えたり減ったりしている
けいれん発作、激しくうなされるなどの異常行動がみられる
睡眠中の呼吸がいつもと違う(浅くて速い、苦しそうなど)

普段と違う睡眠の様子に気が付いたら、早めに対処することが大切です💨
診察の際は、症状がいつから続いているのか、食欲や元気の有無、下痢や嘔吐などの体調の変化はないか…などもあわせて獣医師に伝えられるようにしていただくと、診断の手助けになります。

 

【🌙さいごに】

眠る時間や場所には、その子の心と体の状態が表れます。

だからこそ日頃から愛犬・愛猫の眠りをそっと見守って、小さな変化にも気付いてあげたいですね🍀

安心して眠れる環境を整えてあげることは、病気の早期発見にも繋がります。
もし少しでも気になることがあったら、どうぞ早めにご相談くださいね😉

大切な家族の穏やかな眠りを、一緒に守っていきましょう🐾✨

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