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東洋医学コラム23「身体の60%を占めるアレの話」
GWも終わり、ツツジも咲いて、藤の花も終わっちゃって、緑が清々しいですね。
さて、ここ最近は「水について見直すことにしました」
身体の60%を占める水(正確には子供~成人は60~70%、高齢者は55%)
東洋医学の概念でも、氣・血・水と挙げられています。
日常でどんなお水を接種しているかも重要になってきます。
日本の水道水は世界規模で考えると、ちゃんと飲めて、綺麗で蛇口をひねると安心して使えるという点では本当にありがたいことです。
水道水が飲める国は日本を含めて12か国だけだそうです。
だがしかし、その中には殺菌の為に塩素が使われています。
日本の法律で決められている塩素濃度基準値は水道水1リットル中に塩素が0.1mg(0.1ppm)以上と決められています。上限目標は1ppmだそうです。
しかし、実際のデータによると、東京は1.2ppm、横浜市は1.5ppm、埼玉の東地区は2.0ppmが出ている地域もあるのだとか。
そしてフランスやアメリカの塩素濃度基準値はは0.1ppm、ドイツに至っては0.05ppmでした。
それも上限値ですよ。
この…塩素に関して。
戦後、衛生状況の悪かった日本に対して、アメリカのGHQがいろいろ取り決めた中に、塩素の投入があったらしく。
未だにその当時の基準のままだとか。
自国は日本の塩素濃度の10分の1~20分の1という…。
昭和25年頃、東京にアンモニアや大腸菌が増えた理由により、玉川浄水場で100ppmの塩素をまいたとか。
東京でまかれた最高は150ppmだそうですよ。それって世界一の記録ですって。恐ろしい事です。
塩素は他の分子と結合しやすく人工的に酸素と結合すると「次亜塩素酸」になります。
これは消毒剤や漂白剤です。
メタンなど水中の有機物と反応するとトリハロメタンになります。
これは発がん性物質として知られ「催奇形性」もあります。
塩素を接種すると、細胞を酸化させ炎症や老化を促進する原因になります。
また腸内の善玉菌を減少させるので腸内環境を悪化させるので胃腸障害も起きる可能性が指摘されます。
皮膚や粘膜を刺激しアレルギー性疾患(アトピー性皮膚炎、花粉症、喘息)、動脈硬化(心筋梗塞、脳梗塞)、がん、奇形などが報告されているそうです。
塩素は25℃でガス化し拡散するため、浴室でのシャワーの影響が一番高く、皮膚からの塩素の吸収は飲んだ時の100倍に相当します。
15分シャワーを浴びると、水を1リットル飲んだ時の塩素量に相当すると言われています。
近年のアトピー性皮膚炎の増加の一因に水道水が挙げられているとか。
強い塩素で皮膚の常在菌のバリア機能を壊していると考えられるそうです。
しかも、古い水道由来の有害物質なんかも心配ですよねぇ…。
なので、まぁ…水道に浄水器を付けたり、浴室には塩素除去シャワーヘッドを付けたり、浴室の入浴剤にはエプソムソルトとか薬草とか、いいですね。
<塩素除去方法>
①煮沸
水道水を鍋に入れて10~15分沸騰させる。
②汲み置き
バケツやボトルに水を汲み、蓋をせず24~48時間放置する。塩素が自然に揮発する。
気温や水量によっては塩素が抜けきらないこともある。
③活性炭
活性炭入りの浄水器やフィルターを使用すると、塩素が吸着されて除去される。
④ビタミンC
アスコルビン酸(ビタミンC)の粉末を加えると塩素が中和される。
水10リットルに対し0.1g程度。
これらを組み合わせると効果的ですって👍
なので、電気ケトルでぼこぼこひゅ~では、塩素って消えないのね。
ちなみに女優さんとかが、健康と美容のために飲んでます~っていう「白湯」。
アレも基本的に水道水を鍋で15分沸騰させて、50℃くらいに冷ましたものをいうそうな…。
水って大事。
お家の動物さんたちにとっても。
お薬は手っ取り早く症状が治まるけれど、普段の環境のこと、丁寧に見直してご自身とお家の動物さんたちのために、変えていくといいと思いますよ。
水を見直して、なかなか消えなかった膀胱結石がなくなった子もいました。
火曜・土曜日に鍼治療をしています。
完全予約制。お気軽にお電話くださいね。
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担当獣医師 大野真智子