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東洋医学コラム㉑『あって当たり前だけど、ないと困るもの』
今年も残りわずかですね。
今年はずっと暑いなぁって思っていたら、気付いたら年末!?って感じで、年末気分が盛り上がらないのは私だけではないでしょう…。
所詮、「月が1つ変わるだけ」なんて思ってしまうとそれまでなんですけれど…。
それを「新たな始まりの切り替えの時」なんて考えてみると1日に重みが出てくるから不思議です。^^
ところで皆さんは『空気』って意識したことありますか?
そんなことを改めて考える必要もなく存在するでしょって言われそう。
生き物は酸素を吸って、二酸化炭素を出して、無意識に行っているのですから。
でも空気って「空の氣」って書くんですよね~。
真夏の暑いジメジメした重だるい空気から、春の少し暖かくなって虫が目覚めてきたウキウキするような空気、真冬の凛とした張り詰めた緊張感のある空気…
空にいろんなエネルギーがあるんだなぁって感じます。
東洋医学では体のエネルギーは食べ物と空気から得ると考えます。
前者を「水穀の氣 Gu Qi」、後者を「天の氣 Qing Qi,Cosmic Qi」と言います。
健康で良き体を作るには良い食べ物、良い空気を吸うことが大事というわけです。
(当たり前と言えば、当たり前なんですけどね)
食べ物を気を付けていても、空気って考えてなくないですか??
お家にいる動物さんたちにとってもですよ。
空気って何も自然界にあるものをさすだけではありません。
“朝の満員電車のソワソワした苦しい空気”
“今日は試験だぜって嫌々思いながら過ごすお子さんたちの家のオーラ”
“家の中のパパさんとママさんの喧嘩した険悪な重苦し~い空気”
身体にはよろしくありませんね。
特に動物さんたちは自分たちの居場所を選べないですもの。もろに受けますよね。
「空気も体に影響する」を意識して
「良い空気」の中に自分自身も動物さんも身を置けるように工夫する。
意識するというのは大事なことだと思います。
心掛けると少しずつ変わりますよ。
みかんでは火曜・土曜に鍼治療をさせていただいています。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
担当獣医師 大野真智子