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患者さん向け医院コラム

東洋医学コラム⑱『あなたは一日に何回使ってる?本当はこわいアレ』

台風や地震の心配が尽きないこの頃。

普段の生活がいかに尊いものかを痛感しております。

そこで私は知ってしまいました。

普段何気なく使っているあのスッキリするアレ…。

アレが実は体に良くなかったということを!!

 

スッキリするために、日本のトイレではすっかりおなじみのアレ。

あなたは一日に何回使っていますか?

トイレのアレ、実は使い続けることによって肛門失禁のリスクが高まるそうなんです。

そう、アレって「ウォシュレット」のことです。

 

千葉県の亀田総合内科の消化器外科部長の角田医師の報告では、温水洗浄便座が肛門疾患と関連することがわかってきており、肛門失禁(肛門括約筋の緩みによりトイレに間に合わない、肛門に硬い便が詰まり、便秘と下痢を繰り返し、便が漏れてしまう、ガスと一緒に便を漏らす、便意がなくなる、粘便失禁など)を引き起こしてしまうと伝えています。

さらに、使用頻度、水圧の強さ、噴射口の太さ、洗浄時間等の評価もしていて、肛門失禁のある方でウォシュレットを中止にしたら、肛門失禁の重症度のスコアが有意に改善したとか。

 

特に一日に二回以上使うと重症化することが分かったそうです。

本来は自分で便意を催すものを刺激で浣腸のようにして出していたり、肛門の中にある便を押し込んでしまうこともあるそうですよ。

 

さらには、せっせと肛門を人工的に洗うことで肛門周りの常在菌も崩してしまうのですね。

それが、今度は肛門の痔とか、痛みとか、かゆみとかを引き起こす。

肛門の健康を害する原因だそうです。

 

やむを得ない場合は除いて、なるべく自然体でいきたいもの。

せめて回数を減らすとか、弱く洗うとかにしていきましょう。

そもそも、皆さんは、ワンコやニャンコの便が緩いとか出ないとかには敏感なのに

ご自身の問題には疎いのではないでしょうか??

あなたの健康あっての、我が子ですよ!!

 

そもそも、こうしたものに頼るような便ではいけないのですよね。

 

するっと出るバナナのような形のうんこがかわいいウンチ💕

良い便にするにはどうしたら良いのか。

食べ物に気を付けたり、生活習慣、運動や休息、ストレスケア…

自分に向き合うのが大切なことだと思います。(私もまだまだです)

 

 

防災の備蓄も必要ですが、そもそも災害時にはこんなお尻をスッキリなんてできません。

日頃から「少しだけ不便なこと」に慣れておくのも大事なことかもしれません。

 

人工的なものに頼らない生活をしたいものですよね。

 

 

動物の東洋医学「鍼・漢方治療」担当の大野でした^^

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