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火傷や乾燥に注意!冬の留守番時の注意点と対策とは??

神奈川県秦野市・伊勢原市・平塚市・中井町・二宮町・小田原市のみなさまこんにちは。
神奈川県秦野市のみかん動物病院、愛玩動物看護師の若月です🍊

寒い日々が続いておりますが、人間と同じように犬や猫も冬は寒さを感じます。
そのため、寒さ対策は必須となるのですが…
飼い主さんが一緒にいない時間は、どのように対策すればよいのでしょうか。
暖房器具へのいたずらも心配ですよね💦

そこで今回は、冬に犬や猫をお留守番させる際に起こりがちなトラブルと、お留守番中の寒さ対策を紹介します

 

【⛄冬のお留守番で起こりがちなトラブルとは?】

冬のお留守番で心配なことは、暖房器具による熱中症と脱水、転倒や火事などの事故です。

熱中症や脱水は夏のイメージが強い病気ですが、実は冬にも起こります💦
人間用のホットカーペットやこたつは熱源が近く、温度が高いことから、低温火傷や熱中症、脱水症状を引き起こしてしまうことがあるんです。

また、暖房器具の電気コードを噛んで断線させてしまったり、倒してしまったりすると火事のリスクにも繋がるので注意していただきたいところ。
ただ、電気コードを噛む行為や爪とぎなどは本能的な行動なのでしつけにも限界がありますよね。
使用を避けられるのであれば避けていただくのが一番いいのですが、どうしても必要な場合は『電気コードにはカバーを付ける』『倒れた際にスイッチが切れる暖房器具』を使用するようにすると安心ですね😉

他にも、高齢の犬や猫では、認知機能の低下により、暑さや痛みに鈍感になってしまうことがあります💦
その為に、低温火傷を起こしていることに気付かない場合もあります。

それ以外にも、暑いところから移動しようとして隙間に挟まったり、狭い場所に迷い込んだりして戻れなくなってしまうことも…
お出かけの際はサークルの中に入れる、隙間に入れないようにするなど、環境を整えてあげることも大切です

 

⛄冬のお留守番時の寒さ対策とは??】

ここまで、冬のお留守番で起こりがちなトラブルについて挙げてきましたが、では、トラブルを避けるためには、どのように寒さ対策を行うのがベストなのでしょうか??

🔹エアコンの使用

エアコンは比較的安全な暖房器具になります。
部屋全体を暖める際は、少し低めの『23~26℃』位に設定してあげるのが良いです◎

リモコンが犬や猫の届く位置にあると、いたずらで不意にボタンを押された際に部屋が暖められすぎたり、逆に冷房になってしまったりすることもあるので、外出時にはリモコンが手の届かないところにしまってあるか、要チェックです⚠

暖かい日や日当たりが良い場所であれば、日中は暖房が要らない場合もありますので、必要に応じて寒い時間だけ付くようにエアコンのタイマー設定を行うといいですね◎

また、エアコンを使う際は湿度にも要注意!

乾燥し過ぎると喉にダメージを与えるだけでなく、皮膚も乾燥させてしまいますので、いつでもお水が飲めるように水飲み場を増やしたり、加湿器で40~60%の湿度に調整してあげましょう✨

 

🔹ペット用のホットカーペット

ペット用のホットカーペットは人間用に比べて温度が低く設定されていたり、犬や猫が噛みついても大丈夫なように補強対策がされているものが多いのでおすすめです🍀
しかし、クレートやケージの下全体を温めてしまうと、犬や猫が暑いと思った時の逃げ場がなくなり、熱中症や脱水、低温火傷の原因になってしまうので、使用する際は設置場所に注意しましょう⚠
一部を温めることで、犬や猫が自分で移動し、体温調節を行うことができます✨
また、ケージ全体を毛布やタオルで覆うことも、保温性が高まるのでおすすめです!

温めるというとホッカイロが連想されがちですが、かじって中身を出してしまうことがあるので、お留守番時の使用は控えましょう…💦

 

さいごに】

今回は犬猫の冬のお留守番対策についてお話ししました!
ブルブル震えている、体を丸めている、動きが減っている、水を飲む量が減った…などの様子は寒さを感じているサインかも!?
お部屋の乾燥や火傷に気を付けながら、暖房器具を上手に使って室内を適温に温めてあげましょう
できることから、飼い主様ができるお留守番時の寒さ対策、行ってみてくださいね😉

 

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