最新NEWS

患者さん向け医院コラム

寝過ぎは要注意!ワンちゃんネコちゃんの睡眠時間・環境について🌙

秦野市・伊勢原市・平塚市・中井町・二宮町・小田原市のみなさまこんにちは🐾
愛玩動物看護師の若月です!🍊

ワンちゃんやネコちゃんの無防備でリラックスして眠る姿はとても可愛らしくて、ついつい微笑んでしまいますよね🌙私も飼っているネコちゃんがぐっすり眠っていると、かわいくてついつい眺めてしまうのですが、気が付いたら私も一緒になって隣でお昼寝していたり…なんてこともしばしば😅
…しかし皆さん!その睡眠、長すぎていませんか??🤔

犬の睡眠時間は1日約12時間。
猫の睡眠時間は1日約15時間。
これが標準とされています。

これ以上長く寝ている場合は、病気や体調不良により寝過ぎている可能性があります⚠️
今回は犬や猫が寝過ぎている時に考えられる疾患や、快適な寝床の環境について解説していきます🍀

 

 

【🌙犬や猫の睡眠時間が長いのはなぜ??】

犬や猫は肉食のため、祖先たちは狩りに失敗すると数日食べられない…。なんてことが多くありました。
そのため、無駄な体力は消耗せず、一日の多くを寝て過ごすようになったんです。
また自然界では危険から身を守るため、深く眠らずうとうと眠ります。
そのため睡眠時間が長くなるんですね。

また、子犬や子猫の場合は成長ホルモンを分泌するために、一般的に20時間前後の睡眠を取ると言われていて、成犬・成猫よりもさらに長時間の睡眠が必要となります

 

 

【🌙うちの子眠ってばかり…そんな時は??】

体調不良や寝不足の時は、犬や猫も平常よりも長めに寝ます。
しかしそれが長期間続く場合は、病気のサインかもしれません…💦

考えられる病気の代表例としては、甲状腺機能低下症でしょうか。
甲状腺ホルモンという体全体を活性化するホルモンの分泌量が減り、動きの緩慢や睡眠時間の延長、肥満、脱毛などが見られます。

また、椎間板ヘルニアや関節疾患でも、疼痛や辛さにより横になる時間が多くなります。
他にも、血糖値異常や毒性物質の摂取により脳障害がある場合なんかにも嗜眠傾向(うとうとしたり、寝てばかりいる状態)が現れることがあります。

普段より腰を丸めてうずくまるように寝ている時や、いつもと違う場所で横になっている時も体調不良や病気の可能性があるため、なにか気になる様子が見られたら動物病院で診てもらうようにしましょう🍊

 

 

【🌙犬や猫にとって適切な睡眠環境とは?】

犬や猫の快適な室温は20℃前後と、比較的涼しめがちょうどいい温度となります。
また、湿度は60%以下になるようにしましょう。

しかし、犬種や猫種によっても快適と感じる気温は異なるため、その子自身の様子をよく観察しながら温度調節をしてあげてくださいね。

 

 

【🌙落ち着いて眠れる場所ってどんなところ??】

リビングのすみっこやリビングを出て直ぐの廊下など、飼い主の存在を常に感じられて、かつバタバタと人が行き交わないスペースが良いですよ◎
普段から使用している毛布を敷いてあげたり、おもちゃを置いてあげたりすると安心感につながります。その場所にケージやキャリーを置いてあげてもいいかと思います🍀

また、ネコちゃんの場合は高さがある場所(キャットタワーや猫用ハンモック)を用意してあげると喜んでくれるかと思います🐱

 

 

【🌙いごに】

大切なご家族の日常の変化に気付くことができるのは、飼い主様だけです。
改めて睡眠の様子をよく観察してみて、もしも不安なことや気になることがある場合には動物病院にご相談くださいね🍊

また、寝床の環境を見直す中で、直射日光やエアコンの風が直接当たっていないかなどもあわせて確認してみてください!
快適な睡眠環境により、ストレスなく過ごせることで、ペットたちの健康寿命を延ばしてあげることにもつながります🐾
大切な愛犬愛猫のために、できることを一緒に積み重ねていきましょう💪

ページトップへ