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患者さん向け医院コラム
みんなは大丈夫!!?じめじめ季節のお耳トラブル😳
秦野市・伊勢原市・平塚市・小田原市・南足柄市・厚木市のみなさまこんにちは!獣医師の島川です🍊
梅雨も終わりに近付き暖かくなってきました。
しかしまだまだ湿度も高く、気温が上がるこの季節💦
ワンちゃんで気を付けたいのが“お耳のトラブル”😥
🔹垂れ耳の犬種
(コッカ―スパニエル、ダックスフンド、プードル、レトリーバー、キャバリアなど)や
🔹皮膚が弱い犬種
(フレンチブルドッグ、パグ、シーズー、柴犬など)
🔹耳毛の多い犬種
(シーズー、トイプードル、シュナウザー、マルチーズなど)
これらの犬種は特に注意が必要です⚠!!
今回は夏に多いワンちゃんの外耳炎について詳しく解説していきます‼
【こんな様子に要注意⚠】
お家のワンちゃんに、こんな症状はないですか❓❓
✅耳を後ろ足でかいている
✅頭をブルブル振る回数が多い
✅耳や顔に触られるのを嫌がる
✅耳の臭いがきつい
✅普段より耳が赤い
これらの症状が見られたら外耳炎のサインかもしれません💦
一度病院を受診することをおすすめします☝
【外耳炎ってどんな病気❓】
“外耳”とは、耳の入り口部分から鼓膜までを指します。
ワンちゃんは耳道が途中で曲がっていて、垂直耳道と水平耳道に分かれます。
ここに何らかの原因で炎症が起こることで、痒みやにおいの原因となる耳垢が増えます。
正常でも茶色い耳垢は出ますが、外耳炎を起こしている時の耳垢は色が黒や緑だったり、茶色でも量が多かったり、ベタッとした湿った耳垢であることが多いです。
また外耳炎を放っておくと、その先の中耳や内耳にまで炎症が広がり、難治性になったり頭が傾くなどの神経症状が出てしまうこともあります。
【外耳炎の原因ってなに❓❓】
外耳炎の原因は様々です。
湿気で耳の中が蒸れたり、アレルギー、細菌や真菌の感染、寄生虫感染、外傷、腫瘍、異物など…
それも、ひとつの要因だけでなく、これらが複合的に関与することで起こっているケースがほとんどです。
【主な治療法は❓❓】
耳の洗浄に加えて、原因に合った点耳薬を使ったり、場合によっては内服薬を用いて治療をしていきます。
軽度であれば1~2週間で良化しますが、基礎疾患として皮膚病を持っていたり治りきらないまま繰り返したりしていると、なかなか治りにくい場合もあります…💦
特に重症の場合は、耳道が硬くなってしまい外科手術で摘出するしかなくなってしまう子もいたり…😨
そうならないためにも、早期の治療がとにかく大事☝✨
治療を早く開始すれば、治療も早く終わりますよ💪❕❕
【外耳炎にならないためにできることは❓❓】
定期的な耳の洗浄により、耳の中を清潔に保つことが大切です☝
プードルさんのようにお耳の中にも毛が生える犬種の子は、毛に耳垢が絡まって汚れがたまりやすくなるので、定期的に抜いてあげて耳道をスッキリと保つことも大切です✨
おうちでの綿棒を使ってのお掃除は悪化の原因にもなります💦
耳毛を抜くのもお家だと難しいと思うので、トリミングや動物病院でのケアをおすすめします💪
ただ、おうちでも耳の表面をコットンなどで優しく拭いてあげたり、耳が赤くなったり腫れたりしていないか、臭いはきつくないか…などなど、こまめにチェックしてあげることはとっても大事!!そうすることで早期発見に繋がります💨