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患者さん向け医院コラム

犬や猫はどうして避妊去勢手術が必要なの?

秦野市・伊勢原市・平塚市・小田原市・南足柄市・厚木市のみなさまこんにちは🌞
愛玩動物看護師の若月です!🍊

子犬子猫の健診の際に勧められる避妊手術や去勢手術ですが、麻酔をかけて行う手術ということもありどうしても悩んでしまう…という方もいますよね。
実際、『麻酔ってなんか怖いイメージがあるのよね…』『健康な子にメスを入れるのはかわいそう…』などという方も少なくありません。

しかし、手術を行うことでさまざまな病気のリスクからワンちゃんネコちゃんを守ってあげることができるんです☝
今回はそんなお話をしてみようかなと思います🍀

 

🐾犬・猫の避妊去勢手術ってどんなことをするの??
 犬や猫の避妊・去勢手術は「不妊手術」とも言い、生殖能力をなくすために行う手術のことです。

🍏男の子は「去勢手術」
精巣の皮膚を2~3cm程度切開して、1箇所の切開創から2つの精巣を摘出します。

🍎女の子は「避妊手術」
お腹を5cm程度切開して、子宮と卵巣を摘出します。

どちらの場合も全身麻酔をかけて行います。

 

🐾どうして避妊去勢手術をするの??
 望まない妊娠を避けるために行うのはもちろんですが、実はそれ以外にもおすすめしたい理由があります!

 ♦発情によるトラブルを抑えることができる
(マーキングなど)
 ♦性ホルモンが原因で起こる病気を予防できる

…など、避妊・去勢手術を行うと発情や性ホルモンの分泌がなくなるため、上記のようなメリットがあるんです!

 

🐾避妊去勢をしなかった場合、どんな病気になっちゃうの??
 では避妊去勢手術を行ったワンちゃんやネコちゃんが予防できる病気にはどのようなものがあるのか見てみましょう👀!

🍏オス

  • 会陰ヘルニア
  • 肛門周囲腺腫
  • 精巣腫瘍
  • 前立腺の病気(前立腺肥大など)

🍎メス

  • 子宮蓄膿症
  • 乳腺腫瘍
  • 卵巣の病気(卵巣腫瘍など) …などなど。

子宮蓄膿症なんかだと、今日これから緊急手術に!なんていうこともあったりする怖い病気でもありますので、繁殖の希望がないのであればしっかり予防していきたいですね。

 

🐾どのくらいの時期に行うのがベストなの??
 避妊・去勢手術は犬も猫も生後6カ月から行うことが出来ますが、当院でのおすすめは…

🍏男の子は「生後7~8ヶ月以降」
🍎女の子は「生後6ヶ月くらい」

…初回発情を迎える前に避妊手術を行うことで「犬ではほぼ100%」、「猫では85%程度」乳腺腫瘍の発症率を下げることができます!

年齢を重ねると全身麻酔のリスクも高くなるため、なるべく若いうちに避妊・去勢手術を受けることをおすすめしています🍀
しかし成長には個体差があるので、大切な我が子のベストタイミングはいつ頃なのか、診察でしっかり判断していきましょう💪

 


🐾
避妊・去勢手術にはデメリットってあるの??
 メリットの方が大きいのですが、確かに少なからずデメリットもあります…💦
下にメリット・デメリットの比較をしてみますね。

上記の通り、避妊・去勢手術後はホルモンの影響で代謝が変わり太りやすくなってしまいます💦
しかしこれに関しては、食事内容を見直したり運動量を増やしてあげたりなど、上手に体重管理をしてあげれば問題ありません☝

もちろん、健診にて体重や体格のチェック、フードの種類や量の相談など、術後もしっかりケアさせていただきますのでご安心くださいね🐶🐱

 


🐾
さいごに
 犬や猫の避妊・去勢手術は望まない妊娠を防ぐためだけではなく、発情にまつわるトラブルやさまざまな病気から愛犬・愛猫を守ることが出来る、メリットの多い手術です。
大切な愛犬・愛猫の健康を守っていくためにも検討してみてはいかがでしょうか??

手術に関してのご不安やご相談など、少しでも気になることがありましたらぜひ当院へご相談ください🍊

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