症例紹介

歯科・口腔科

埋伏歯

犬や猫の歯が生えないことに気づくと飼い主様としては心配になりますね。それは埋伏歯(まいふくし)と呼ばれる状態かもしれません。場合によっては手術が必要になることもある歯のトラブルです。

本記事では、犬と猫の埋伏歯について詳しく解説していきます。

〇埋伏歯の原因

埋伏歯とは、本来生えてくるはずの永久歯が、生えずに埋まってしまったままの状態です。歯全てが完全に埋まったままの場合と、一部だけ生えてくる場合があります。

原因は、他の歯に妨害されて正常な位置に生えないことや、歯が生える時に何らかの異常がある場合などが挙げられます

〇埋伏歯の症状とは?

埋伏歯は、そのまま放置すると隣の歯の歯根を圧迫し、歯が抜けたりグラグラしてしまったりなど、様々な問題を引き起こすことがあります

歯の根元に嚢胞(袋状のもの)を形成し、顎の骨を溶かしてしまうこともあります。
本来あるべき歯がないことで、歯の噛み合わせ自体が悪くなり、さらなる口腔内トラブルを引き起こす可能性もあります。

埋伏歯が問題をおこしている場合、歯が生えてこない部分の歯茎が赤や紫に変色したり、腫れたりしていることで気づくことも多いでしょう。

〇診断方法と治療方法

埋伏歯は埋まったままの歯をレントゲンで確認することで行います。

治療方法は、その時の歯の状態によっても異なります。
すでに嚢胞ができてしまっているなど、何らかの症状が出ている場合には、手術によって埋もれている歯を取り除く治療が一般的です。このような手術には全身麻酔が必要となります。

〇予防法と飼い主様が気を付けるべき点

残念ながら、埋伏歯自体の明確な予防方法はありません。

早い段階で気づき、必要な処置を行うことが必要です
特に、乳歯から永久歯に生え変わる生後4ヵ月~6ヵ月程度の年齢は一番注意が必要でしょう

この時期は、飼い主様自身で毎日歯のチェックをすると共に、動物病院でもこまめに歯科検診を受けることをおすすめします。

〇まとめ

歯の健康は長生きするための重要なポイントです。埋伏歯は様々な口内トラブルの原因となるため、早期に発見し、必要な処置を早い段階で行いましょう。

犬や猫をお迎えしたら、必ず歯磨き習慣をつけて、歯の異変に気づけるようにしておくことをお勧めします。また、定期的な歯科検診や愛犬や愛猫の歯のトラブルなどがある際にはいつでも当院までご相談下さい。

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