症例紹介
消化器科
直腸脱
肛門から直腸粘膜が反転し飛び出してしまった状態で、強い痛みを伴います。
患部を舐めてしまったり、壊死を伴う場合は手術(直腸切除)が必要になります。
原因としては、下痢が続く基礎疾患や寄生虫症、直腸腫瘍、分娩、膀胱結石など強いいきみに伴い脱出してしまいます。
肛門から直腸が飛び出し、一部壊死を起こし粘膜の色が悪くなっています。
硬膜外麻酔を行い、全身麻酔下にて直腸切除を行いました。
摘出した直腸。
病理組織検査にて腫瘍などがないか検査をします。