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患者さん向け医院コラム

東洋医学コラム31『ワンちゃんとイベントを楽しむために。知っておきたい5つの思いやり🐾』

 

こんにちは。秋になって、フェスやら楽しい季節です!!

いよいよ「ミカンの日」も楽しみですね。

 

かわいいワンちゃんたちに会えたり、飼い主さん同士で交流できたり、おいしいものや素敵なグッズに出会えたり。たくさんの楽しみがあります。

 

ただ、獣医さんとしてイベントに関わる中で気になっている事があります。

それは、「ワンちゃんにも、それぞれの気持ちがある」ということ。

 

人が大好きで、誰にでも喜んで近づいていく子もいれば、知らない人やワンちゃんが苦手な子もいます。

病気やケガの治療中だったり、怖い経験があったり、年齢を重ねて疲れやすくなっていたりする子もいます。

 

みんなが安心してイベントを楽しめるように、5つのポイントをご紹介します。

 

 

① 触る前には、飼い主さんに確認を

「こんにちは。カワイイですね。触っても大丈夫ですか?」

まずは飼い主さんに聞いてみましょう。

そして、飼い主さんが大丈夫と言ってくれたら、ワンちゃんにもそっと挨拶を。

いきなり頭の上から手を伸ばしたり、顔を近づけたりすると、驚いてしまう子もいます。

飼い主さんが許可してくれても、ワンちゃん自身が怖がっていたり、距離をとろうとしていたりするなら、無理に触らないことが大切です。

しっぽを振っているからといって、必ずしも触られたいとは限りません。

ワンちゃんの様子もよく見てあげてくださいね。

 

 

② おやつをあげるときは、必ず飼い主さんに確認を

「うちの子にも、おやつをどうぞ!」

そんな温かいやりとりも、イベントの楽しみのひとつかもしれません。

でも、ワンちゃんには食物アレルギーがあったり、病気のために食事制限をしていたりすることがあります。

療法食を食べている子や、治療のために食べられるものが限られている子もいます。

よかれと思ってあげたおやつが、体調を崩す原因になることも。

おやつは、必ず飼い主さんの許可を得てから。

これは、ぜひ覚えておいてほしいことです。

 

 

③ リードや足元にも気を配ろう

人やワンちゃんがたくさん集まる場所では、リードが絡まったり、足元に入り込んだりすることがあります。

踏んでしまったり、引っ張られたりすれば、思わぬ事故につながることも。

歩いているときも、立ち止まってお話ししているときも、周囲への気配りを忘れずに。

ワンちゃんが安心して歩けるスペースをつくってあげましょう。

 

 

④ 写真撮影は、ワンちゃんの気持ちを優先しよう

かわいい姿を写真に残したい!

その気持ちは、私もよくわかります。

でも、写真を撮るために無理なポーズをさせたり、嫌がっているのに撮影を続けたりするのは、ちょっと待って。

慣れない場所や人混みで、ワンちゃんも緊張しているかもしれません。

撮影の途中で落ち着かなくなったり、離れようとしたりしたら、休憩のサインかもしれません。

素敵な写真を残すことよりも、その子が安心して過ごせることを優先してあげたいですね。

 

 

⑤ 黄色いリボンをつけたワンちゃんを見かけたら

最後に、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。

それは、「イエローリボン」のこと。

黄色いリボンや黄色い目印をつけているワンちゃんは、「そっとしておいてほしい」「近づくときには配慮してほしい」というサインとして、イエローリボンを使っている場合があります。

 

その理由は、さまざまです。

    • 人やほかのワンちゃんが苦手
    • 怖い経験があり、知らない人との接触が不安
    • 病気やケガの治療中
    • 高齢で、刺激や疲労を避けたい
    • トレーニング中で、そっと見守ってほしい

黄色いリボンをつけているからといって、その子が悪いわけでも、飼い主さんのしつけが悪いわけでもありません。

その子が安心して過ごすために、飼い主さんが工夫しているのかもしれません。

黄色いリボンを見かけたら、無理に近づいたり、触ろうとしたりせず、少し距離をとって見守ってあげましょう。

 

そして、黄色いリボンがなくても、触られるのが苦手な子はいます。

大切なのは、目印の有無だけで判断せず、それぞれのワンちゃんの気持ちを尊重することです。

イエローリボンについて、もっと知りたい方はこちらをご覧ください。

「みんなのイエロードッグプロジェクト」公式サイト
https://minnano-ribbon.themedia.jp/

 

 

おわりに

イベントは、人もワンちゃんも楽しむための場所。

だからこそ、少しだけ相手の立場になって考えてみませんか?

 

触る前にひとこと聞くこと。
おやつをあげる前に確認すること。
嫌がっていたら、そっとしておくこと。

 

ほんの少しの思いやりが、ワンちゃんにとって大きな安心になります。

実は、イベントでのワンちゃん同士のトラブル、普段と違う環境でリードが離れたことでの事故、

写真を撮りたいがために起こる事故など、悲しい出来事が起きているのです。

さらに、こうした気配りは、イベント会場だけでなく、散歩中や日常生活でも同じです。

 

ワンちゃんにも、気持ちがあります。
その子らしく、安心して過ごす権利があります。

楽しいからこそ、ちょっとだけワンちゃん目線で。

人もワンちゃんも、お互いを大切にしながら、気持ちよく過ごせる社会になるとうれしいですね🐾