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患者さん向け医院コラム

犬が処方されたお薬を飲まない💦お家での内服薬の与え方について

神奈川県秦野市・伊勢原市・平塚市・中井町・二宮町・小田原市のみなさまこんにちは!
神奈川県秦野市のみかん動物病院、愛玩動物看護師の若月です🍊

動物病院で診察を受けると、体調不良や怪我の治療のためにお薬を処方されることがよくありますよね。
しかし「え、どうやって飲ませればいいの?💦」と戸惑いながらも、その場で聞けずに帰宅し、困ってしまった経験はありませんか??

また、フードやおやつに忍ばせても上手に吐き出されたり、気が付かれて口を付けてくれなかったり、失敗してボロボロになってお薬が足りなくなってしまったりと、犬や猫に薬を飲ませるのは一苦労ですよね😅

そこで今回は、なかなか薬を飲んでくれない愛犬・愛猫への対処法をご紹介します😉
いくつかの方法をお伝えするので、愛犬や愛猫の性格や好みに合いそうなものをぜひ試してみてください!

 

■目次
1.犬や猫がお薬を嫌がるのはなぜ?本能や性格が影響することも…
2.お薬の種類と特徴を知ろう!飲ませ方のヒントになるかも…!?
3.お薬を飲ませる前に大切な準備と心構えとは
4.実際にお薬を与えてみよう!上手に与える方法とは??
5.こんな方法はNG!避けるべき対応と注意点
6.どうしても薬を飲まない時は?動物病院に相談を!
7.さいごに

 

💊犬や猫がお薬を嫌がるのはなぜ?本能や性格が影響することも…】

愛犬や愛猫が薬を嫌がるのにはきちんとした理由があり、本人たちの優れた感覚や本能が関係しているのです

まず、犬や猫は人間よりも嗅覚が非常に発達しており、薬特有の科学的なにおいを敏感に察知します。そのため「これは危険なものかもしれない…」と警戒し、口にしようとしないのです。
特に猫は味覚も鋭く、苦みを感じやすい傾向があります。これは、野生の環境で毒のあるものを避けるための本能によるものです。
「苦い=食べてはいけないもの」と判断し、本能的に拒否してしまうのです💦

さらに、過去に無理矢理薬を飲まされた経験があると「薬=嫌なもの」と記憶してしまい、ますます拒否するようになります。
こうしたトラウマがあると、投薬の度に強いストレスを感じるようになり、薬を飲ませるのがさらに難しくなってしまうのです…😱
そのため、無理に与えるのではなく、出来るだけ負担の少ない方法を工夫することが大切になるのです

 

💊お薬の種類と特徴を知ろう!飲ませ方のヒントになるかも…!?】

まず、動物病院で処方される内服薬(飲み薬)には、いくつかの種類があります!
ひとことで飲み薬と言っても、錠剤・粉薬・カプセル剤・シロップ剤など、さまざまな形があるのをご存じでしょうか💡(この違いを「剤形」と言います。)
それぞれの特徴を知っておくと、愛犬や愛猫に合った飲ませ方を選ぶことができますよ😉

錠剤

動物病院でよく処方されるタイプのお薬です。最近ではビーフフレーバーなど、味付きの錠剤もあり、これなら比較的飲んでくれることも多いです!
飲ませ方としては、おやつに包む・フードに混ぜる・直接口の中に入れるなどの方法が挙げられます☝

 

粉薬(粉末)

錠剤に比べて、においや味が強く出やすいため、苦手な犬や猫も多いです💦
しかし、ウェットフードに混ぜたり、ちゅ~るなどのペースト状のおやつに混ぜたりすると食べやすくなることがあります!
また、水に溶かしてシリンジ(注射器のような器具)で飲ませる方法もありますよ☝

 

カプセル剤

薬が胃の中でとけるカプセルに包まれています。
カプセルに入っているため、においや味は感じにくいのですが、大きさや見た目の違和感から警戒されることもあります💦

食べ物をあまり選ばずに食べられる場合は向いていますが、難しい場合はカプセルを開けて中身だけ与える方法もあります☝

 

シロップ剤

甘いシロップに薬をとかしているものです。
スポイトやシリンジで口に直接入れたり、フードにかけたりして与えます!
ただし、味の好みがわかれるため、苦手な場合は飲まなかったり、泡をふいたりすることもあります💦

このように、薬にはさまざまな種類があり、愛犬・愛猫に合ったものを選ぶことが大切です!
もし処方された薬がどうしても飲ませにくい場合は、別の剤形に変更できることもありますので、お気軽にお申し出くださいね😉
また、あらかじめ「粉なら飲ませやすい」「錠剤なら大丈夫」などの情報をいただければ、可能な限りで対応させていただきます!

 

【💊お薬を飲ませる前に大切な準備と心構えとは】

お薬をスムーズに飲んでもらうために大切なのは、「普段と同じテンションで接すること」です☝

飼い主様が緊張していたり、意気込み過ぎたりしてしまうと、その気迫や緊張した雰囲気が犬や猫にも伝わってしまい、「何かすごいことが起こるのでは??😨」と警戒させてしまうことがあります💦

そこで大切なのは、飼い主様もリラックスすること😉
「おやつをあげるような気持ち」で自然に接しながら挑戦してみましょう!

また、薬を飲ませるときは、静かで落ち着いた環境を整えることもポイントです!
騒がしい場所や他の家族がバタバタしている状況では、犬や猫も落ち着かず、警戒心を強めてしまうことがあります…💦

飼い主様も愛犬・愛猫もリラックスできる環境で無理なく薬を飲ませられるように工夫してみてくださいね!

 

【💊実際にお薬を与えてみよう!上手に与える方法とは??】

お薬の与え方にはいくつか方法があります。

🔸食べ物と一緒に飲ませる
🔸投薬補助グッズを利用する
🔸直接口の中に入れる 
…などなど。それぞれ見ていきましょう!

 

食べ物と一緒に飲ませる

お薬を飲ませる方法として一般的なのは、食事やおやつに包んだり、混ぜたりする方法ですよね。美味しいものと一緒なら飲みやすくなることが多いですが、それでも薬だけ吐き出したり、薬が入っていることに気付いて急に食べなくなったりすることもあります💦

そんな時に役立つのが「オブラート」です✨
薬局の医薬品コーナーなどで手に入るので、一度チェックしてみてください👀

薬をオブラートで包んでからおやつに包むことで、薬の味やにおいが気になりにくくなり、すんなり食べてくれる子も多いです!

また、もうひとつの方法として「おやつ作戦」もおすすめです🍪
薬を与える前後に、何も入っていないおやつを少しずつ与え、その合間に薬を仕込んだおやつを紛れ込ませるという方法です!

この方法は、食欲旺盛な場合や、好き嫌いがあまりない場合、警戒心が強くない場合に向いていますよ😉

 

 

投薬補助グッズを使ってみよう!

お薬をスムーズに飲んでもらう方法のひとつに「投薬補助トリーツ」を使う方法があります。
柔らかい質感で作られており、中央に薬を入れるスペースがあったり、お団子状に形成しやすく作られているため、簡単にお薬を包んで隠せる便利なアイテムになります😉

ただ、投薬補助トリーツにはさまざまな種類があり、「どれを選べばいいの??」と迷ってしまうこともありますよね。
せっかく購入しても、愛犬・愛猫が気に入らず食べてくれなかった…😭ということも少なくありません💦

当院にご用意している『グリニーズ お薬サポート』や『ちゅ~るポケット』、『おくすりちょーだい』などは、サンプルをお渡しすることもできますので、興味のある方はお気軽にご相談くださいね!

選ぶ際には、まず薬を入れずに与えてみて、愛犬・愛猫が好んで食べてくれるかどうかを試してみるのがポイント☝

さらに、普段のおやつとして時々与えておくことで「ここにはお薬が入っているかもしれない…!」という警戒心が薄れるため、投薬がよりスムーズになりますよ😉

 

直接口の中に入れて飲ませるテクニック

どうしても薬を食べ物に混ぜて飲んでくれない場合は、直接口の中に入れる方法もあります!

ただしこの方法を試す際は、犬や猫が動かないようにしっかり支えてあげることが大切です!
ご家族に協力してもらい、一人が体を支えるとやりやすくなります。
小さな犬や猫の場合は、タオルやネットで優しく包んであげると落ち着くこともありますよ🍀

準備が出来たら、以下の手順で投薬してみましょう💪

 

 

<1.頭を優しく支えて上を向かせる>
利き手ではない方の親指と人差し指、もしくは薬指で犬や猫の頭を支えます。

◎犬の場合
片手で上顎の両側(犬歯の後ろあたり)を優しくつかむようにします。
無理に引っ張らず、出来るだけ自然に上を迎えましょう!

◎猫の場合
後ろから頬のあたりを優しく包み込むようにし、軽く指を添えます。

 

<2.もう片方の手で薬を一粒持つ>
利き手の親指と人差し指で、お薬を一粒持ちます。

 

<3.口を開ける>
薬を持っている手の中指で下顎を優しく押し下げ、口を開けさせます。
この時、強く押しすぎると嫌がるため、そっと力を加えるのがポイント☝
また、猫は犬よりも口が開きにくいので、指をそっと差し込むように意識するとスムーズに開けることができます!

⚠あまり時間をかけすぎると警戒されるので、丁寧かつリズムよく進めることが大切です!

 

<4.下の奥に薬を落としてすぐに口を閉じる>
口が開いたら、舌の付け根あたりにお薬を落とし、すぐに口を閉じます。
この時、薬はできるだけ喉の奥の方へ落とすのがポイントです。
手前すぎると吐き出してしまうことがあるので注意しましょう!

口を閉じるときは、顎を軽く支えるようにして優しく閉じ、舌を噛まないように気を付けてくださいね。

 

<5.喉を優しく撫でて、飲み込みを促す>
口を閉じたら喉を優しく撫でてあげると飲み込みやすくなります!

 

<6.ペロッと舌を出したら、飲み込みましたサイン!>
犬や猫が自分の鼻先を舌でペロッと舐めたら、飲み込んだサインです!

 

<7.たくさんほめてあげましょう!!!>
上手にできたら、明るく声を掛けたり、ご褒美のおやつをあげたりすると、「薬=嫌なこと」というイメージが薄れ、次回の投薬がスムーズになることがあります!

 

実はこの方法、小さな頃からおやつやドライフードを上記の手順で口の中に直接入れる練習を積み重ねることで、大人になってお薬を飲むようになってもすんなりと上手に受け入れてくれるようになる子もいますので、余裕のある方はぜひ練習してみてくださいね!

 

【💊こんな方法はNG!避けるべき対応と注意点】

犬や猫に無理矢理薬を飲ませるのはとても危険です。
強引に口をこじ開けると口の中を傷つけたり、顎に負担を掛けたりする恐れがあります💦
さらに、喉の奥に無理に押し込むと誤嚥(ごえん)を引き起こし、肺炎や窒息のリスクにつながることも…😨

また、薬をなかなか飲んでくれないとついイライラしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、叱ったり強く押さえつけたりすると「薬=怖いもの」と認識し、ますます嫌がる原因になります💦
焦らず、落ち着いて対応することが大切です☝

さらに、薬によっては牛乳・乳製品・柑橘類と一緒に与えることで効果が弱まったり、逆に強くなりすぎたりすることがあります。
これらの食品とは極力一緒に投薬しないようにしましょう☝

 

【💊どうしても薬を飲まない時は?動物病院に相談を!】

今回紹介した方法で薬を飲めるようになることもありますが、どんな工夫をしてもどうしても飲んでくれない…という場合もありますよね💦

そのような時は、無理をせず動物病院に相談するのがおすすめです。
例えば、以下の様な方法を検討出来ます!

🔹愛犬・愛猫に合った飲ませ方のアドバイスを受けられる
🔹飲みやすい形状(シロップや粉薬など)に変更する
🔹診察室で獣医師や愛玩動物看護師が代わりに投薬を行う
🔹無理に飲ませるのをやめて、注射薬に切り替える

…などなど、一緒に考えていければと思います!

飼い主様だけで悩まず、ぜひ気軽にご相談ください。
診察時にお話しいただくのはもちろん、お電話でのご相談も可能です📞

 

【💊さいごに】

警戒心の強い犬や猫に薬を飲ませるのは、本当に大変なことですよね。
なかなか飲んでくれないと、「このままでは治らないのでは…」「病状が悪化してしまうかも…」と、焦りや不安を感じることもあると思います。

しかし、無理に薬を飲ませようとすると、犬や猫の体に負担がかかるだけでなく、飼い主様との信頼関係にも影響を及ぼしてしまうことがあります。
今回ご紹介した方法を試しながら、愛犬・愛猫に合った投薬方法を見付けてみてください。
それでも難しい場合や、少しでも不安があるときは、いつでもご相談くださいね。
一緒に最適な方法を見付けていきましょう💪

 

 

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