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患者さん向け医院コラム

東洋医学コラム⑨『この時期に心がけたい過ごし方と薬膳』

 

 

 

あっつ~💦と長い夏を嘆いていたら、あっという間に10月。

さすがに寒くなってきました。

えええっ、今年もあと3カ月だけ??

…なんて嘆いてばかりいるともったいないですね。

ハロウィンのコスプレのことでも考えながら楽しく過ごしましょう。

今年中にやりたいことを今からやっつけちゃうのもいいですよね!

大掃除を今からコツコツやってみるとか、いらないものを処分とか、新しいタオルを用意しとくとか。

来年やりたいことを今から調べておくなんてのも楽しいかもです。

私は富士山登山をいつか…と思っているのですが、何が必要かな~って今から調べてみようと思います。

 

 

さて、これからの時期やってくるのが「乾邪」。

乾燥という名の邪気です。

のどや鼻の粘膜や皮膚のバリアー機能を弱らせていきます。

 

この乾燥の時期は肺・大腸に注意の季節。

粘膜の潤いがなくなって、ウイルスの感染症、便秘を起こしやすくなります。

毎度毎度の話ですが、早めに見越して対策が大事。

 

薬膳的には「白きくらげ・山芋・ゆり根・白ごま・エノキ・豆乳」。

これらは粘膜を潤し保護します。

体質的に潤い過ぎて下痢する場合は加減してくださいね。

 

栄養学的に言うと心掛けたいのは「ビタミンA」!

動物性食品なら鶏や豚のレバーや、ウナギや銀鱈に含まれます。(レチノールといいます)

植物性食品なら人参などの色の緑黄色野菜に含まれます。(カロテンといいます)

 

けれども「あ~、なるほど~」と安易にサプリメントに頼らないことが大事です。

ビタミンAは90%が肝臓に貯蔵される脂溶性であるため、体外へ排泄されづらいのです。

ビタミンAは摂り過ぎると吐き気、頭痛、骨障害、肝臓への悪い影響、妊娠動物だと胎児の異常につながります。

食べ物から摂る分にはまず大丈夫ですが、サプリメントはあっという間に過剰な接種になる危険性を秘めているそうです。

そう思うと、サプリメントも善し悪しですね~。

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