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患者さん向け医院コラム

夏から秋にかけて、季節の変わり目に多いトラブルとは??

秦野市・伊勢原市・平塚市・小田原市・南足柄市・厚木市のみなさまこんにちは🌞
愛玩動物看護師の若月です!🍊

9月の後半に差し掛かり、朝晩は涼しく感じることが増えてきたことで季節の変わり目を感じますね😌
ようやく過ごしやすい季節になってきたなぁとホッとすることもある一方、季節の変わり目で体調を崩してしまう方も多くいらっしゃるのではないでしょうか??💦
ワンちゃんも同じで、季節の変わり目には体のトラブルや病気が増えます😲

こで今回は、夏から秋に移り変わる時期で犬に多いトラブルや病気についてお話ししようと思います

夏から秋にかけてワンちゃんに多いトラブルとは一体なんでしょう???

…それはずばり熱中症・秋花粉による皮膚のトラブル・消化器系トラブル・足腰の筋力の衰えによるトラブル・泌尿器系トラブルなど!

では、それぞれについて詳しくお話していきますね😉

 

 

🍁真夏じゃないのに熱中症???】

秋になっても日中の気温は25℃を超える日も多く、まだまだ熱中症の危険があります
熱中症は初期の場合はふらつく、吐くなどの軽い症状ですが、重症になると命に関わることも少なくありません💦

予防するためには犬を高温多湿の環境に放置しないこと
お留守番させる際は、朝晩が涼しくても日中の暑さを想定した室温に設定して出かけましょうね。
その他にも、お散歩の時間を工夫する水分補給をこまめに行う市販の体温を下げるグッズを活用する…などなど、まだまだ熱中症対策には手を抜けません😅

※その他、熱中症関連の記事はこちらからもチェック👀
暑い日が続くこの時期に気を付けるべき病気No1は??
熱中症には要注意!暑い日のお散歩時の注意点
夏に犬や猫をお留守番させる時のNG行動と正しい対策について


【🍁秋花粉による皮膚のトラブル】

秋は犬にとって様々なアレルギーが顕在化しやすい時期です。
特にブタクサやヨモギなどの秋花粉が飛散するこの季節は、犬でも人と同じようにアレルギー反応を引き起こす可能性が高いです😲

犬のアレルギーの典型的な症状は皮膚に現れることが多く、皮膚が赤くなるかゆみが出る・時には蕁麻疹や皮膚のただれが発生する、などの症状がみられます。
また、体を掻きすぎて皮膚が傷付き、二次感染を引き起こすこともあります😱

それらを予防するためには、季節の変わり目に獣医師による診察を受けアレルギーテストを行い、アレルギーの原因物質を特定するといいでしょう。原因物質が特定できた場合、その物質を避けるための具体的な方法や抗アレルギー薬の処方が可能となります。

また、屋内の環境を整備することでも予防が可能です☝
HEPAフィルター(空気中の微粒子を高い効率で捕捉するフィルターの一種)月の空気清浄機を使用することで、室内のアレルゲンを減少させることができます。
さらに、犬がよく過ごす場所の掃除をこまめに行うことで、アレルゲンの影響を最小限に抑えてあげることができます🙌

 

【🍁食欲不振と消化器系トラブル】

ワンちゃんも人間と同じで、季節の変わり目に体調を崩しやすいです🐶💦
特に食欲不振や消化器系のトラブルは秋に入ると頻繁にみられます。

最初に多く見られる症状は食欲の低下です。
また嘔吐や下痢、軟便、便秘といった消化器系の不調もみられることがあります😲
何らかの症状が出た場合、特に嘔吐や下痢が続くようであれば、早急に獣医師の診察を受けるようにしてください💨

秋の消化器系トラブルを防ぐためには、特に日中の暑い時間はクーラーを使用した室内で過ごさせるようにしましょう!
また、逆に寒い環境も体に負担を与えてしまうので、寒くなってきたら暖房を利用し愛犬がリラックスできる環境を整えましょう🍂
季節に限らず一年を通して、室温は22~25℃、湿度は50%程度に保つことで、ワンちゃんたちは快適に過ごすことができます🐶✨

さらに、食事の内容と量に注意を払うことも大切です☝✨
食べすぎには注意し、新しい食材を導入する際は少量から始めて様子を見るようにしましょう!
適量の食事を与え、消化を助けるサプリメントや消化酵素の含むフードを選ぶことも有用です🍖

 

【🍁秋に足腰の筋力が衰える??】

真夏は外が暑かったためお散歩を控えていた方もいると思います。それによる影響や、秋になり日照時間が短くなってきて寒くなることで犬の運動量が減少し、筋力や持久力が低下する可能性があります😲。
また、秋が深まり気温が下がってくると血行も悪くなるため、筋力低下や血行の滞りから関節を痛めてしまうこともあります💦
特に、高齢犬は足腰の筋力が衰えてしまう傾向があるため、転倒や怪我の原因になることがあります😨

 

体力や筋力を保つためには、日常的に運動をする事が大切です💪
寒い季節でもお散歩に行き運動量を確保するための対策としては、お散歩の前に室内で少し体を温めてから外出するなどの工夫をするといいですよ😉

また、おもちゃを使って遊んだり、ロープを使って引っ張り合ってみたりと、
屋内での運動を工夫することも有効です👌
高齢犬で運動量の確保が難しい場合は、関節系のサプリメントもご紹介できますのでぜひご相談くださいね🍊

 

【🍁泌尿器系のトラブルとは??】

気温の変化は、犬の体温調節にも影響を与えます。涼しくなると犬は水をあまり飲まなくなり、体がエネルギーを温存しようとして尿の量や回数が減るため、尿中のミネラル濃度が高くなることがあります。
それにより尿路結石や結晶の形成を促し、結果として膀胱炎や尿路感染、排尿困難などの泌尿器トラブルを引き起こす場合があります⚠
また血流が滞ることで泌尿器系トラブルの原因となることもあります💦

予防のためには、まず暖房やヒーターを上手に利用し、ワンちゃんが暖かい場所で過ごせるようにする事☝
水分が不足すると尿路結石ができやすくなるため、十分な水分補給が出来るようにすること✌

水飲み場はひとつだけにせず、温かい場所に複数設置していつでも新鮮なお水が飲めるようにしておくと良いです😉水を置いておくだけでは十分寮飲んでくれない…💦ということであれば、ふやかしたご飯を与えてみるなど、水分を取るための工夫を検討してもいいかもしれません🍖

 

【🍁さいごに】

今回は夏から秋への季節の変わり目に多いトラブルについてお話ししました🍂
いずれのトラブルも飼い主様の配慮で、ある程度予防してあげることができます🙆♀️
また、なにか気になる症状が見られた場合は、出来るだけ早期に治療を行うことも重要です!
いつもと違う様子が見受けられた場合、まずは当院にご相談くださいね☎

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