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患者さん向け医院コラム

眼の疾病について

ワンちゃんネコちゃんは人間以上に嗅覚・聴覚に優れ、
視覚は劣っていると言われますが、視覚も重要な感覚の1つです。
ただ、目の症状は分かりづらく、日頃からよく観察することが大事です。

普段の生活において、物にぶつかる、階段を踏み外すことはありませんか?
明るい所と暗い所で視力に差が出ることもあるので、
場所を変えて試してみてください。
また正面から、左右の眼を見比べてみましょう。
涙の量、目やにの色や量に差はありませんか?
目の大きさ、まぶたの形に違いはありませんか?
白目が赤く充血していませんか?
黒目が濁っていませんか?

どれかに1つにでも心当たりがあれば、目のトラブルの始まりかもしれません。

≪まつげ、まぶたの病気≫
逆さまつ毛があると、眼に傷ができたり、毛をつたって涙目になったりします。
また、花粉等のアレルギーや、まぶたが目やにで汚れることによって眼瞼炎を起こします。

≪角結膜炎≫
一番多くみられる病気です。原因は様々で、眼の表面からの傷、
眼の内側からの炎症により起こります。

≪ぶどう膜炎≫
眼の内側に起こる炎症で、眼だけでなく全身の感染症から起こることもあるので、
血液検査や腹部検査が必要になることもあります。

≪乾性角結膜炎(ドライアイ)≫
涙液量の低下から角結膜炎を起こすため、こまめな点眼が必要になります。

≪白内障≫
遺伝や代謝異常(加齢や糖尿病など)により、
水晶体(レンズの役割)が白く濁り、視力が低下していきます。
原疾患の治療、状況によっては手術が適応になります。

≪緑内障≫
眼圧上昇により、眼が膨大し、数日で視力消失します。
早期発見・治療により、視力を維持できることもあるので、
眼を痛がっていたら早めに受診してください。

≪網膜、視神経の病気≫
眼の奥にある網膜や視神経、また脳の障害で視力消失することもあります。


当院では、定期的なアイチェック(眼の検査)をおすすめしています。
上記のチェック事項で心当たりがあった方はもちろん、なかった方も
この機会に是非一度アイチェックしてみませんか?
スタッフまでお気軽にお声おかけください。

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