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東洋医学コラム⑤『ヒトと動物ってツボは同じなの?』
だんだんと暖かくなってきました。
草花もなんだか生き生きとしてきて、ふきのとうがチラホラ。
周りに人がいないのをチェックして、むしってセッセと持って帰って食べてます。
野生動物は冬眠からあけるとまず、ふきのとう等の山菜を食べます。
それで体を目覚めさせるのですね。
山菜は、野菜の味がよくいつでも食べられるように改良された食性植物というものに対して、アクや苦味があり、出回る時期が限られている言わば、野生の植物。
実は縄文時代から食され(青森県の遺跡から発見されているそうです)、奈良時代、さらには江戸時代の米や野菜の不作の飢饉の時、またさらには戦時や戦後の食糧難にも人々を救ってきたそうです。
なんてことない、どこにでもある雑草…ほど、災害に強く、とてつもないパワーを秘めているわけです。
そのたくましい生き様にもあやかりたいものです。
なんだか、山菜を見る目が変わりそうですね…(笑)
この時期だけのスーパーフード、積極的に食していきたいですね。
さて。話は変わって「人と動物ってツボは同じなのですか?」とよく聞かれます。
大体は同じですが、全く場所が異なる場合もあります。
動物によっても微妙に違い場合もあります。
例えば「合谷(ごうこく)」というツボ。
ヒトでは手の甲の親指と人差し指の間にあります。
ネコも同じ場所になります。
しかし、イヌでは人差し指と中指の間になるのです。
犬の場合は親指を使わないからなのです。
ちなみに馬はここになります。
馬は中指で立っている感じになりますので。
解剖も違えば、身体の使い方も違う、それによってツボも違ってきます。
なんとも生き物の体は奥深いものです。
(※ちなみに動物は親指とか中指とかの表現はあまりしません^^;)