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避妊・去勢手術の大切さ
夏の暑さもだいぶ和らいできたこの頃、
いかがお過ごしでしょうか。
わんちゃん、ねこちゃんには
過ごしやすい季節になってきましたね。
動物病院で獣医師に勧められることが多い避妊・去勢手術。
どうして避妊・去勢が大切なのかを
今月は解説いたします。
避妊去勢手術を行うことにより、
多くの病気を予防することが出来ます。
代表的なものをあげてみましょう。
★乳腺腫瘍
乳腺腫瘍には女性ホルモンが強く関わっていると言われています。
そのため、避妊することで乳腺腫瘍の発生率が下がります。
特にわんちゃんでは初めての発情を
迎えるかどうかで発生率が大きく変わります。
初回発情を迎える前 → 発生率 1%未満
一回目の発情後 → 発生率 10%
二回目以降 → 発生率 25%
★子宮蓄膿症
子宮に感染が起こり、膿がたまってしまう病気です。
特にわんちゃん達は発情が来たあとに、ホルモンのバランスが変化し
子宮内に細菌による感染が起こりやすい状態になります。
重症になると細菌の毒素により腎不全、心不全になり命に関わる怖い病気です。
★前立腺肥大・会陰ヘルニア
高齢の子に多い病気で、両方とも男性ホルモンにより引き起こされます。
ホルモンの影響で前立腺が肥大し、疼痛や排尿・排便困難が認められたり
お尻の筋肉が薄くなって、お腹の中の腸管や膀胱といった臓器が
お尻の皮膚の下まで飛び出してしまう会陰ヘルニアが起こります。
これらの病気を防げるだけではなく
その他多くの子宮・卵巣疾患および精巣疾患の
予防。マーキングをはじめ、発情行動が改善したり
異性の子を追いかける、追いかけられるという
ストレスを軽減させることが可能です。
男の子は十分に成長してから、女の子は初めての発情が来る前の
手術をおすすめしております。
手術のタイミングについては獣医師にご相談ください。
こちらの病院での手術は予約制となっておりますので
ご希望の日程より1ヶ月以上前にご予約いただくと安心です。
愛犬・愛猫と幸せに暮らせる時間を増やすために、どうぞご検討ください。