症例紹介
整形外科
上腕骨遠位端骨折(Salter Harris IV型)
上腕骨遠位端には骨が成長する場所(成長板)があります。
成長板は普通の骨に比べて脆く、衝撃が加わると折れやすいため、成犬の骨に比べて弱い衝撃でも折れてしまうことがあります。
成長板が折れたままになっているとそこの骨の成長が妨げられ、骨が短くなる、曲がってしまう、持続的な痛みなどの症状が出てくることがあります。
関節内の骨折では正確な解剖学的整復と直接的な骨治療が必要とされます。
肘関節に近い部分での関節内骨折(Salter Harris IV型)が見られます。
Kワイヤーとラグスクリューにて整復を行いました。