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猫のダイエット方法|屋内でできる運動って…??
神奈川県秦野市・伊勢原市・平塚市・中井町・二宮町・小田原市のみなさまこんにちは。
神奈川県秦野市のみかん動物病院、愛玩動物看護師の若月です🍊
猫ちゃんの健康を守るうえで、適切な体重の維持は非常に重要になります。
特に家の中で生活する猫ちゃんは運動不足になりやすく、これが肥満を起こす原因の一つになってしまうんです…💦
まんまるに太った猫ちゃんって可愛い!😍…その気持ちはよくわかりますが、実は肥満って『糖尿病』『関節炎』『心臓病』など様々な病気を引き起こしたりと、正常な体重の子に比べると生活の質が低下し寿命を縮める大きなリスクとなってしまうんですよ…😨💦
そんな恐ろしい肥満を防ぐためには体重管理と生活習慣の改善が必要です。
好きなものを食べてお昼寝ばかりしているような生活は肥満の原因になります⚠
「適切な食事を摂ること」「定期的な“運動”をすること」これがとっても大切!
でもワンちゃんと違って猫ちゃんはお散歩に連れていくわけにもいかないし、一体どうやって運動させればいいの??🤔
そこで今回の記事では、猫ちゃんがダイエットのために屋内でできる運動方法についてご紹介いたします🐱
【🐈うちの子って肥満❓❓🐷】
まずは愛猫さんが肥満なのかどうか見極めてみましょう💡
猫ちゃんの理想的な体重はその子の体格や年齢によっても異なるため、『〇〇kg以上は肥満!』…と一概には言えません✘
しかし一般的な猫の適正体重は、成長が止まる満1歳あたりの体重が基準になると言われているのですが…どうでしょう。皆さんの猫ちゃんは1歳の時に何kgだったでしょうか??思い出してみてください💡
ただし大型猫種である『ノルウェージャン・フォレスト・キャット』『メインクーン』『ラグドール』『サイベリアン』などは成猫時6kg以上になるため、2歳頃の体重が適正体重の基準になることもあります☝
では一体肥満とはどうやって診断されるのでしょうか??
適正体重を10~20%上回る場合は“過体重”。20%以上上回る場合は“肥満”とされています。
標準的なサイズの猫ちゃんの場合、体重3~5kgが一般的になるのですが、例えば標準体重3kgの猫ちゃんで言うと、約3.3kgで過体重。約3.6kgで肥満となります。5kgの猫ちゃんですと、約5.5kgで過体重。約6kgで肥満状態となるわけです。
だいたいの目安がわかったところで、実際の体重を測ってみましょうか💪
猫ちゃんのお家での体重チェックは、皆さんの使っている一般的な体重計でも行えます。
まずは自分自身の体重を測り、次に猫ちゃんを抱えた状態での体重を測ります。その差から猫ちゃんの体重がわかるわけです👍
より正確な体重が知りたいという方は、みかん動物病院にお気軽に体重を測りに来てくださいね🐱
【🐈屋内でできる猫ちゃんのダイエット運動とは??】
さて、肥満の基準がわかったところで今回のテーマである『猫ちゃんがダイエットのために屋内でできる運動方法』についてご紹介します!
屋外で自由に運動することが難しい室内飼育の猫ちゃんにとって、屋内での運動は特に重要になります。
適切な運動は肥満を防ぎ、ストレスを軽減し、問題行動の予防にもつながります。
また、運動を通じて飼い主様と猫ちゃんの絆を深めることもできます🍀
もちろん、肥満の予防にもなりますので、全猫ちゃんに参考にして頂きたいなと思います💪
みなさん遊びながらダイエットしちゃいましょう😆
<追いかけっこ>
狩猟本能を掻き立てる追いかけっこは猫が大好きな遊びの1つです。
飼い主様の顔を見た途端、なぜか愛猫ちゃんがピューっとダッシュで走り去ってしまった…😲!なんて経験はないでしょうか??
そんな時、もしかしたらそれは猫ちゃんからの『追いかけっこしよう!』の合図かもしれませんよ😉
ただし、追われっぱなしだと猫ちゃんは本能的に恐怖を感じてしまうので、必ず追ったり追われたりを繰り返すようにしましょうね。
猫ちゃんに追われる際は猫じゃらしなどを持って逃げてみるのもいいですよ!
また、猫ちゃんに分かるように物陰に隠れて、じりじりと近付いてきたタイミングで飛び出してみたりとか…!😆
逆に猫ちゃんが物陰に隠れてキラキラしたおめめでこちらをうかがっている時は追いかけられ待ちかも!??
なかなか飼い主さんとの追いかけっこに乗ってきてくれない場合は、おもちゃを投げて追わせるのもよいかと思います◎✨
<おもちゃを使った遊び>
ねこじゃらしやボールなどのおもちゃを使った遊びの場合、運動量を高めるためには水平方向の動きだけでなく階段やキャットタワーを利用した垂直方向の動きを取り入れるとより効果的です!
ねこじゃらしで遊ばせるコツは『動かしたり、止めたりして不規則な動きを意識すること』『猫ちゃんが触れられるか触れられないかくらいの場所、見えるか見えないかくらいの場所で動かすこと』!!
これだけでもグッとねこじゃらしに興味を持ってくれるはず!ぜひお試しください✨
<障害物コース>
追いかけっこやおもちゃ遊びは既に肥満傾向の猫や高齢の猫は乗り気にならないかもしれません💦
そんな時は、お部屋にコップなどを並べて倒さないように通過する障害物コース遊びを取り入れてみるのもよいでしょう!
猫の脳に刺激を与えるため、高齢猫とも楽しめる遊びです💪
【🐈日常生活で取り入れる小さな運動の工夫】
わざわざ遊ぶという行為をしなくても、日常生活の中で運動量を高める方法があります☝
例えばおやつを与える際に、猫ちゃんが前足をかけて立ち上れる高さの場所に置いてみる!🐟
そうするとおやつを食べるために後ろ足だけで立つ形になるため、それだけでも運動になります!
キャットタワーがあるお家では、キャットタワーの上段に餌を置いておくのもよいかと思います!
餌を食べようとする度にキャットタワーに登ることになるため、良い上下運動になりますよ!
ただし、既に肥満の子はキャットタワーの最上階まで登れない子もいますよね💦
なのでくれぐれも無理はせず、まずはその子が登れる高さの位置から始めましょう…!!
また、フードやおやつを放り投げて疑似狩りを体験させるのも良い方法です🙆♀️
【🐈ダイエット運動をサポートする食事管理】
運動と共に食事管理も重要になります!
ダイエット中のフードは栄養価を保ちつつも低カロリーのものが最適です。
市販のダイエットフードを利用してみましょう!病院にもダイエット用フードのご用意がありますので、気になる方はお気軽にご相談くださいね!!
そして実は歯みがきガムなどは意外にもカロリーが高い商品が多いので注意が必要です💦
食事以外で与えている歯みがきガムやおやつなどのカロリーも気にしてみましょう。
【🐈猫の運動習慣を維持するコツ】
運動習慣の維持のためには猫ちゃんのモチベーションを保つことが大切です🍀
お腹がいっぱいの時やリラックスしている時間は運動意欲がわかないため、空腹時の運動がおすすめです😉
ただし一度に長い時間運動させると猫は疲れて飽きてしまいます😖
1回の運動は5~10分程度で十分なので、短い時間で1日のうちに数回取り入れるようにしましょう🐾
【🐈さいごに】
今回は猫ちゃんのダイエットのために屋内でできる運動についてご紹介しました!
本来、猫は運動が好きな動物です。愛猫ちゃんの性格や健康状態をよく観察して、好きな遊びに誘って運動を促すのが成功の鍵です🗝
一緒に遊ぶ時間は飼い主様と猫との絆を深める時間でもあります。
猫との生活をより一層楽しむためにも運動習慣を取り入れるとよいでしょう😉
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