症例紹介

眼科

デスメ膜瘤

角膜の一番深層にあるデスメ膜にまで障害が及んだ状態をデスメ膜瘤といいます。

デスメ膜が破れると、角膜穿孔に至ります。

治療には緊急の外科手術(角膜穿孔を防ぐ手術)を必要とする場合も多く、視覚を温存することが一番の治療目的になります。

 

当院では、結膜フラップ術を行っております。

 

 角膜潰瘍が重度に認められ、デスメ膜瘤になっている。

 

 

 

 

 

 

 結膜フラップ術(自分の結膜を一部切開し角膜に縫合)を行い、デスメ膜瘤を覆い塞いだ状態。

 

 

 

 

 

 

 術後2週間で結膜と角膜が完全に接着

 

 

 

 

 

 

 必要ない結膜部を点眼麻酔下にて切除

 

 

 

 

 

 

 デスメ膜瘤は地震の結膜により塞がれ、角膜穿孔を防ぐことが出来ました。更に術後2~3か月後には角膜上の結膜も退縮し透明になっていきます。

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